季節を問わず食べられて、日本で最もポピュラーな料理のひとつが「カレー」なのではないでしょうか。ポピュラーではあるものの、「カレー」と聞いて思い浮かべる味や外観は、それぞれ微妙に異なっているのではないかと思われるほど、多様で奥深い点もまた魅力。 “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回は、そんな「カレー」がテーマです!
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問題1 インドカレーの組み合わせで、定番の「ナン」。100gのカロリーは、いくつだと思う?
□188kcal
□216kcal
□257kcal
□312kcal
257kcalです
ナンの大きさはお店によって、差が出てくるとは思いますが、小さめ1枚(約100g)で257kcal。6枚切りの食パン1枚(=149kcal)と比べると、食パンよりも高カロリーですが、重さで比べると、食パンも100g=248kcalで、だいたい同じです。ナンとパンは同じくらいのカロリーだと思っておくと、数値の目安になるでしょう。ナンをカレーに添えるのは定番ですが、チーズ味やゴマ味など何かをトッピングしたナンには、1枚=300kcal以上になるものも多いです。
問題2 インド料理の「クルチャ」を身近な料理でたとえると、次のうち何にあたると思う?
□オムレツ
□グラタン
□ピザ
□から揚げ
「ピザ」です
「クルチャ」を食べたことがありますか? 「インドのピザ」にたとえられることが多いインド料理です。お店によって形はさまざまですが、丸くて平たいピザのような形状が一般的。ナンの生地の中にチーズを包み込んで、焼き上げた「チーズクルチャ」も、お店などでよく見かけるクルチャです。
問題3 インド南部でよく食べられているスープカレー は、次のうちどれ?
□バターチキン
□パラクパニール
□キーママター
□サンバル
「サンバル」です
インドカレーは、北部と南部でカレーのスタイルが違っているのが特徴です。北インドではスパイスを多く使用し、乳製品などを使用した濃厚なものが一般的です。一方、南インドカレーは北インドカレーに比べて水分が多く、さっぱりしたスープ状のものが多い傾向にあります。上記の中では「サンバル」が南インドカレーのひとつ。さらさらとしたスープ状のカレーで、豆や野菜が入った酸味のあるものです。
問題4 南インドカレーのお店では、「ミールス」というメニューがあります。この意味は次のうちどれのこと?
□豆料理
□スープ状のカレー
□定食
□ドリンクメニュー
「定食」です
問題3で、インドの北部と南部では特徴が異なるとお伝えしました。「バターチキンカレー」や、「パラクパニール(ほうれん草とチーズのカレー)」、「キーママター(キーマカレー)」など、レトルトなどでもよく見かけるものは北インドの代表的なカレー。これらは、メインのカレーにナンなどの主食を添えていただきます。 これに対して南インドでは「ミールス(=定食)」スタイルが定番。ミールスには、2~3種類のカレーに野菜や漬けもの、ライス(チャパティ)などが盛り合わせられており、日本で言う定食のような組み合わせになっています。
問題5 インド料理には、スパイスが多く使われます。「黒こしょう」大さじ1を使用すると、約何kcalになると思う?
□約2kcal
□約9kcal
□約16kcal
□約24kcal
「約16kcal」です
調味料としてよく使う塩・こしょうをはじめ、スパイス類はカロリーが低いと思っている人も多いのではないでしょうか。じつは、「カロリーが低い」というよりも、一度に使用する量が少ないので、気になるほどの数値にはならないというのが本当のところです。たとえば「黒こしょう」は100g=362kcalあります。大さじ1=約4.5gですので、約16kcalとなります。スパイスから調合してカレーを作りたいときなどには、スパイスをたっぷり使用すると思いますので、数値を少し意識してみてもよいでしょう。