食べられる長い魚と言えば…うなぎ? あなご? どじょう? 今回の“ダイエットに役立つ栄養クイズ”のテーマは、これから夏にかけて旬を迎える「あなご」です。うなぎよりも淡泊な味わいで人気のあなごは、低脂質で高たんぱくな優秀素材。100g食べるだけで1日の摂取量を満たすことができる栄養素もあるんですよ!
Contents 目次
問題1 「あなご」と同じくらいのカロリーが含まれる魚は、次のうちどれ?(100g当たり)
□キンメダイ
□うなぎ
□たら
□さわら
キンメダイです
夏が旬の「あなご」は、ウナギ目アナゴ科に属します。うなぎに似ていますが、とても淡泊な味わいで、うなぎほどのカロリーもありません。100g=228kcalのうなぎに対して、あなごは、146kcalです。上記の魚100gに含まれるカロリーで比べると、キンメダイ=147kcalで、ほぼ同じと言えます。そのほか、たら=72kcal、さわら=161kcalとなります。白身魚ですので、低脂質で高たんぱくの内容です。
問題2 蒸した「あなご」を100g食べた場合、1日に必要な量を摂取することができる栄養素は、次のうちどれ?
□たんぱく質
□鉄
□カルシウム
□ビタミンA
「ビタミンA」です
「あなご」は、うなぎ同様、ビタミンAが豊富に含まれています。生の状態では100g=500μg、蒸した状態では100g=890μgも含まれます。ビタミンAの食事摂取基準の推奨量は、成人女性の場合、1日当たり650~700μgですので、蒸しあなごを100g食べた場合、1日に必要とされているビタミンA量を満たすことができます。
問題3「煮あなご」を作る場合のポイントは、次のうちどれ?
□弱火でじっくり1時間以上煮て、冷蔵庫ですぐに冷やす
□弱火で20~30分ほど煮て、煮汁に浸けたまま冷ます
□強火で30分ほど煮てから、弱火で30分ほど煮含ませる
□強火で40~50分ほど煮たら、すぐに煮汁からとり出して冷ます
「弱火で20~30分ほど煮て、煮汁に浸けたまま冷ます」です
「あなご」は下処理をしたものが売られていますので、生のものを入手して自分で「煮あなご」を作ることはあまりないかもしれません。身が非常にやわらかいため、量にもよりますが、煮る時間が長過ぎたり、火が強すぎたりすると、煮くずれしてしまいます。また煮たあとも、すぐにとり出すより、冷めるまで煮汁に浸けておくほうが、皮目のゼラチン質がほどよく固まり、煮汁からとり出しやすくなります。
問題4 「あなご」の日は、いつだと思う?
□7月5日
□7月30日
□8月5日
□8月30日
「7月5日」です
「あなごの日」を知っていますか? 7月5日とされています。「あ7(な)5(ご)」という語呂合わせから来ているようです。夏が旬の「あなご」は、この時期がいちばんおいしいときです。なお、うなぎを食べる「土用の丑の日」は、今年は7月30日。こちらは暑い時期に「う」のつく食べものである「うなぎ」や「梅干し」などを食べて、夏の疲れを残さないように…という思いがあるようです。
問題5 「あなご飯」が郷土料理とされているのは、次のうちどこ?
□東京都
□静岡県
□広島県
□奈良県
「広島県」です
「あなご飯」とは、あなごの頭や骨などからとった出汁(だし)としょうゆで炊いたご飯の上に、あなごの蒲焼きをのせたものが主流で、広島県の郷土料理です。明治時代に、瀬戸内海の漁師料理「あなごどんぶり」に工夫を加え、駅弁として発売したのが発祥のようで、そこから評判になり、広まったようです。