店頭に梅が並ぶようになりました。自分の手で梅をどうにかしようなどと考えたことは生まれてこの方、一度もなかったのですが、1週間前に初めての梅ジュース作りに挑戦(ざっくり言えば、凍らせた梅と氷砂糖を交互に入れて待つだけ)。そのままずっと梅を漬け込んでおいてもよい気もしつつ、いたずら好きの飼い猫にビンを倒されても困るし…、梅シロップと梅ジャムを作ることにしました!
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前回のコラムでお伝えした通り、デジタル漬けの子どもと一緒に何かしよう!という思いつきから作った梅ジュース。梅1kg、氷砂糖1kgを使って、1週間でこんな感じになりました。
●作り始め
●約1週間後
左側の、袋に入れたほうは冷蔵庫で保存、右側は室温で保存したものなのです。氷砂糖の溶け具合がほとんど同じだったのが驚きでした。
これをどのように加工していくかと言いますと、まず、梅とその他に分けます。
〈梅シロップ〉
液体と氷砂糖をなべに入れて火にかけ、氷砂糖を溶かしていきます。このときに沸騰させないことがポイント。香りがとんでしまうそうです。私が読んだ本では80℃で15分加熱と書いてありましたが、情報によってはもう少し低温をおすすめしていることも。加熱をすると発酵が止まり、殺菌もされるとのことで、沸騰しないように注意して、かき混ぜながら15分ほど火を入れて、氷砂糖をおおむね溶かしました。冷まして冷蔵庫で保存すると3か月くらいもつそうです。
〈梅ジャム〉
とり出した梅の実のほうは、カチカチのものとやわらかいものがありました。梅のエキスは吸いとられているようで、味はしません(おいしくないです)。種をとり、実だけにして、細かく切ります。私はめんどうくさがりなので「ざく切り」レベルでしたが、このときに細かく刻むほど、なめらかなジャム(ペースト)ができるそうです!
こちらもなべに入れ、ひたひたの水を入れて弱火にかけます。焦がさないようにへらでかき混ぜ、浮いてきた白い泡(あく)をとったら、梅の実の半量の砂糖を入れます。
私の場合は、使用した水は200ml。梅の実が260gだったため、砂糖を130g入れました。
さらにかき混ぜながらペースト状になるまで、20~30分煮ます。ここでもあくをとったほうが、苦みが出ないそうです。少しゆるめの液状で火を止めてOKらしいので、とろっとしてきたかなーというあたりで火を止めます。初めての経験で正解がわからないのですが、ほどよい甘酸っぱさで苦みもなく、なにより子どもの頃に食べた伯母の手作りの梅ジャムと味が似ていたので、よしとすることに。少し色が濃いのは、素精糖という黒めのお砂糖を使用したからかもしれません。
梅シロップは4~5倍に薄めて飲みます。ほのかな甘みとさわやかな梅の香りで、体がしゃきっとします。梅干しが超絶苦手な娘も、梅シロップの香りと味は好きだそう。この時期のおすすめは、やっぱり炭酸水割り!なのですが、ゼリーにするのもおいしそう。お酒が好きな方は、焼酎で割ったりと、また別のおいしい飲み方を考えつきそうです。
梅ジャムは、パンにぬったり、ヨーグルトにトッピングしたりはもちろん、肉を漬けこんでおいて、照り焼きにするのにも便利です。正直、お砂糖を大量に使っているので、あまりにハイペースで消費するのはためらわれるものの、今年の夏は梅からパワーをたくさんもらって、元気に乗り切ることができそうです!(編集まりりん)
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