まもなく夏本番を迎える時期となりました。薄着になるこれから迎える季節に向けて、ダイエットに励もうとしている人も多いのではないでしょうか。食事の量を極端に減らしてムリなカロリー制限をすれば、体重は減少します。しかし、一方ではビタミンやミネラルなど健康維持に必要な栄養が不足してしまいます。ダイエットを成功させるためには、バランスのとれた食事と適度な運動が必要です。
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糖質を抑えたグルテンフリーの置き換え麺類3つ
私たちの生命維持や身体活動などに欠かせないエネルギー源として、三大栄養素である「炭水化物(糖質+食物繊維)」「脂質」「たんぱく質」があります。なかでも、糖質を必要以上にとりすぎてしまうと、エネルギー源として使いきれずに余った糖質が脂肪となって太ってしまいます。そこで、太る原因である脂肪の増加を防ぐには、炭水化物の摂取量をゆるやかに減らして、ほかのエネルギー源を摂取するのがよいでしょう。
今回は、小麦粉で作られたうどんやパスタの代わりに、糖質を抑えたグルテンフリーの置き換え麺類についてのご紹介です。
【こんにゃく麺・しらたき麺】
こんにゃく芋に含まれる「グルコマンナン」は水溶性の食物繊維の一種です。水溶性食物繊維には腸内の善玉菌を増やし、便秘や下痢などの腸トラブルを改善する効果があります。また、食後血糖値の上昇をおだやかにする働きがあります。
独特の香りやくせが気になる場合には、
1. ざるに糸こんにゃく(しらたき)を入れて水を切り、塩(小さじ1)をふってもむ。塩を水で洗い流し、水気をきる。
2. 鍋に湯を沸かし、塩(小さじ1)を加えて、こんにゃくを中火で3分ほどゆでる。
3. こんにゃくをざるにあげて、水気をきる。
【豆腐麺・豆腐干(とうふかん)】
豆腐を麺状にしたもので、原料は大豆からできているため、ヘルシーで高たんぱく質です。
一方、「豆腐干(とうふかん)」とは、豆腐に圧力をかけて水分を抜き、軽く乾燥させたものです。中国や台湾では料理メニューとして、和えものなどの副菜から、炒めもの・煮ものなどの主菜まで幅広く活用されています。
【海藻麺】
原料は、海藻由来の抽出物アルギン酸ナトリウム(水溶性食物繊維)からできています。無味無臭なうえ、茹でる手間がなく流水でさっと水洗い(商品によって水で戻すものもあります)できて、すぐに使えるため時短料理にも最適です。また、カロリーや糖質もゼロなうえ、食物繊維も豊富なので罪悪感なしで食べるのがうれしいですね。
糖質は私たちが生活していくうえで大切な栄養素であり、エネルギー源としてもとても重要なものですが、現代の食生活ではどうしても摂取量が多くなりがちです。糖質のとりすぎには気をつけて、たんぱく質や脂質をしっかりとり、エネルギー不足に陥らないようにすることが大切です。