果物とは思えないほどクリーミー。スライスしてそのまま食べてもディップにしてもおいしく、栄養価も高いアボカドは、売れ過ぎてスーパーの陳列棚から姿を消したことも。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回は、そんな「アボカド」がテーマです。アボカド1個のカロリーは? アボカドに含まれている脂質は、どんな性質? 気になる知識をクイズでゲット!
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問題1 「アボカド」100gは何kcal?
□85kcal
□124kcal
□176kcal
□201kcal
「176kcal」です
アボカドは100g=176kcalです。1個=約140~150gですので、1個食べると、250kcalほどになります。果物のカロリーとしては低い数値ではありませんが、栄養価が高く、ビタミンなども豊富なので、美容効果などが期待できます。
問題2 「アボカド」をたとえる表現は、次のうちどれ?
□果物の王様
□畑の肉
□緑のミルク
□森のバター
「森のバター」です
脂質分をはじめ、さまざまな栄養素を多く含んでいるアボカドは、よく「森のバター」とたとえられます。なお、「果物の王様」と言えばドリアン、「畑の肉」と言えば大豆です。「緑のミルク」ではありませんが、「かき」は「海のミルク」にたとえられます。
問題3 「アボカド」に豊富に含まれているビタミンで、抗酸化力があり、細胞の老化を防ぐ効果が高い栄養素はどれ?
□ビタミンA
□ビタミンE
□ビタミンB2
□ビタミンC
「ビタミンE」です
ビタミンA・C・Eは、どれも抗酸化力があるビタミンですが、アボカドは、なかでもビタミンEを多く含んでいます。ビタミンEが豊富な果物のひとつであるキウイフルーツと比べても、キウイフルーツに含まれるビタミンEが100g中1.3mgなのに対して、アボカドに含まれるビタミンEは3.3mgと高い数値です。ビタミンEには血行をよくする働きがあり、冷え防止の効果も期待できるため、冷房を使うこれからの季節におすすめです。
問題4「アボカド」に含まれる脂質のうち多く含まれているのは、次のうちどれ?
□リノレン酸
□リノール酸
□アラキドン酸
□DHA(ドコサヘキサエン酸)
「リノール酸」です
アボカドの食感は、ねっとりとしていて、とてもクリーミーです。これは、脂質分が多く含まれているから。脂質というと悪いイメージを抱くかもしれませんが、アボカドの脂質には、リノール酸やオレイン酸という脂肪酸が多く含まれており、これらは血液中のコレステロールを低下させる効果が期待できるほか、動脈硬化予防などにも役立ちます。
問題5「アボカド」は、変色しやすい性質をしています。変色を防ぐための対処法として正しいのは、次のうちどれ?
□冷蔵庫で冷やす
□常温で保存する
□中身が空気にふれないようにする
□砂糖をまぶす
「中身が空気にふれないようにする」です
皮をむいてカットしたアボカドは変色しやすく、黒ずんできます。変色の原因は、アボカドに含まれている酵素にあります。この酵素が空気にふれると、酵素と酸素が結びついて酸化が起き、色が悪くなるのです。レモンや酢を加えて、変色を防ぐ方も多いと思いますが、食べる直前に皮をむくなど、できるだけ空気にふれる時間を短くするのも、変色を防ぐためのひとつの方法と言えるでしょう。なお、変色をしたからといって、栄養価が減ることはありません。