「つるむらさき」という野菜を食べたことはありますか? 名前は聞いたことがあっても、自分ではなかなか調理しない青菜類かもしれません。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは、じつは2000年以上前から食べられてきたという「つるむらさき」。「つるむらさき」のカロリーは? ほうれん草よりも、小松菜よりも豊富に含まれる栄養素とは? クイズを解けば、きっと食べたくなりますよ!
Contents 目次
問題1 つるむらさき100gのカロリーは?
□11kcal
□18kcal
□20kcal
□30kcal
11kcalです
青菜と言うと、ほうれん草や小松菜、夏野菜ではモロヘイヤなどが思いつきやすいかと思いますが、暑い時期の野菜のひとつに「つるむらさき」があります。「つるむらさき」のカロリーは100g=11kcalです。小松菜=13kcal、ほうれん草=18kcal、春菊=20kcal、あしたば=30kcal(いずれも100g当たり)ですから、「つるむらさき」は青菜の中でもカロリーが低いことがわかるでしょう。
問題2 「つるむらさき」の異名として正しいのは、次のうちどれ?
□ベトナムのモロヘイヤ
□タイの空心菜
□日本の小松菜
□インドのほうれん草
「インドのほうれん草」です
「つるむらさき」は、熱帯アジア原産のつる性植物で、つる先の若い葉と茎を食用とします。異名では、「インドのほうれん草」とも言われていますが、ほうれん草とは別種です。βカロテンが豊富な「つるむらさき」は、暑い時期の免疫力を高めるには、とてもおすすめな緑黄色野菜です。炒めものや、ゆでて和えものにするなどの調理がおすすめです。
問題3 「つるむらさき」を、他の青菜類である「小松菜」「春菊」「ほうれん草」と同じ量で比べた場合、一番多く含まれている栄養素は、次のうちどれ?
□食物繊維
□鉄
□カルシウム
□ビタミンC
「ビタミンC」です
上記の青菜類は、どれも栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。なかでも「つるむらさき」には、ビタミンCが他の青菜類に比べて多く含まれています。100gで比較すると、つるむらさきに含まれるビタミンCは41mg。小松菜=39mg、ほうれん草=35mg、春菊=19mgです。その他の栄養素を比べると、食物繊維が最も多く含まれているのは春菊、鉄とカルシウムは小松菜がいちばん豊富です。いろいろな青菜類を組み合わせて日々の食卓に登場させると、栄養満点な食事をとることができますよ。
問題4 「つるむらさき」が食用とされる前、日本ではどのような用途で使われていたと思う?
□染料
□ぬり薬
□畑の肥料
□湿布薬
「染料」です
「つるむらさき」は、熱帯地域が原産と言われ、2000年以上前から食用として栽培されてきました。ただし日本で野菜として広まったのは比較的新しく、1970年代からだそう。それまでは染料として利用されたり、観賞用の植物として扱われたりしてきたようです。生でも食べることはできますが、他の青菜に比べると風味にクセがあるので、加熱調理に向いている野菜だと言えます。
問題5 「つるむらさき」をゆでたときと似たような特徴がある野菜は、次のうちどれ?
□春菊
□レタス
□モロヘイヤ
□空心菜
「モロヘイヤ」です
「つるむらさき」をゆでると、ぬめりが出てきます。「モロヘイヤ」も同じようにゆでて刻むことで、ぬめりが出ます。調理するときは、「つるむらさき」も「モロヘイヤ」も、沸騰した湯で30秒ほどさっとゆでて、冷水に放つようにしましょう。そうすることで色が鮮やかになり、独特なアクやクセが抜けて、食べやすくなります。