最近、お店で「かつお」をよく見かけるのではないでしょうか。「かつお」[の旬は春と秋。出回る時期が違うと、カロリーも異なる? 含まれるたんぱく質の量は? 生の「かつお」と同じくらいのたんぱく質を「かつお節」でとるとしたら? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「かつお」です!
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問題1 秋に出回る「かつお」100gは、何kcal?
□120kcal
□150kcal
□180kcal
□200kcal
「150kcal」です
かつおの旬は、新緑の頃の「初がつお」と、秋の「戻りがつお」の2回です。100g当たりのカロリーは、「初がつお」108kcal、「戻りがつお」150kcalと、「戻りがつお」のほうが、数値が高め。「戻りがつお」は「初がつお」に比べて脂がのっていて味も濃く、秋に楽しめる魚のひとつです。
問題2 「初がつお」と「戻りがつお」の栄養価を比べた場合、同じくらい含まれているものは、次のうちどれ?
□たんぱく質
□ビタミンA
□ビタミンD
□脂質
「たんぱく質」です
問題1の解説でお伝えした通り、「戻りがつお」は「初がつお」に比べて脂がのっているため、脂質は「戻りがつお」のほうが多く含まれています。そのほかの栄養素についても、全体的に栄養価が高いのは「戻りがつお」ですが、たんぱく質は「初がつお」にもしっかりと含まれています。100g当たりのたんぱく質の量は、「初がつお」20.6g、「戻りがつお」20.5gと、ほぼ同量です。
問題3 かつお100gに含まれるたんぱく質(約20g)を「かつお節」で摂取しようとした場合、約何gのかつお節を食べればよいと思う?
□5g
□20g
□30g
□50g
「30g」です
かつおは、たんぱく質が豊富な食材です。かつおの加工品で保存もきく「かつお節」も栄養豊富で、かつおの栄養が凝縮されています。たんぱく質の量を比べてみると、生の「戻りがつお」100gに含まれるたんぱく質量は20.5g、かつお節30gに含まれるたんぱく質量は19.3g。生のかつお100gと同じくらいのたんぱく質を摂取できるかつお節の量は、約30gとなります。3~5g入りの、かつお節の小袋商品を活用するだけでも栄養価がアップします。料理に少しずつ組み合わせてみてはいかがでしょうか。
問題4 「かつお」に含まれていない栄養素は、次のうちどれ?
□カリウム
□鉄
□ビタミンD
□ビタミンC
「ビタミンC」です
かつおはたんぱく質が豊富で、ビタミンB群やビタミンDをはじめ、鉄や、脂肪酸のEPAなども多く含まれた栄養価の高い食材です。一方、ビタミンCや食物繊維は、ほとんど含まれていません。そこで、かつおを食べるときは、ごまや海藻類を添えたり、タレにレモンなどの柑橘類などを使ったりすると、不足した栄養素が補えて、バランスのよい内容になります。
問題5 かつおの加工品「なまり節」の説明として、間違っているものは次のうちどれ?
□生のかつおを原料にしている
□かつお節を原料にしている
□蒸す、ゆでるなどの工程がある
□なま節とも言う
「かつお節を原料にしている」です
「なまり節」というかつおの加工品を知っているでしょうか。スーパーなどで見かけることもあります。これは、かつおの加工品で、さばいた生のかつおを蒸したり、ゆでたりという工程を経て、その後、煙でいぶして乾燥させたもので、かつおのうま味が凝縮しています。ひと口大に切ったり、ほぐしたりして、しょうゆやマヨネーズをつけておつまみとしたり、和えものやみそ汁の具として使用すると、うま味がプラスされた一品になります。