早いもので年の瀬を迎えましたね。お正月の過ごし方も多様化したとは思いますが、おせち料理を楽しむ人たちも、まだまだ多いのではないでしょうか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「おせち料理」です。昆布巻き、栗きんとんに松風焼き。今年は手作りしたくなってしまうかも…?!
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問題1 栗きんとんに使うさつまいもで、加熱すると、ホクホク・ネットリとした食感になる品種は、次のうちどれ?
□安納芋
□紅はるか
□紅あずま
□シルクスイート
「紅あずま」です
「栗きんとん」を手作りしたいと思ったとき、どのような品種のさつまいもを使うのがよいと思いますか? どの種類でも作れないことはないので、お好みでよいのですが、「栗きんとん」は、ゆでたさつまいもを裏ごし、練り上げて作るため、ホクホクとしながらネットリさがある品種がおすすめです。上記の中では「紅あずま」がこのような味わいです。そのほか「鳴門金時」なども「栗きんとん」に合う、さつまいもの品種になります。
問題2 「八幡巻き」と関係が深い野菜は、次のうちどれ?
□れんこん
□長ねぎ
□長いも
□ごぼう
「ごぼう」です
「八幡巻き」(やわたまき)」は、京都の旧八幡村(現在の京都府八幡市)が発祥の郷土料理。牛肉などでごぼうやうなぎを巻き、しょうゆやみりんの甘辛いタレで焼いたり煮たりして作られています。ごぼうと関係が深いのは、旧八幡村がごぼうの産地だったことに関連しているとか。そのほかの野菜としては、にんじんや、さやいんげんなど緑色の野菜が入った彩りがよいものもよく見かけます。
問題3 「昆布巻き」を作るときのポイントとして間違っているものは、次のうちどれ?
□昆布は洗わず布巾で汚れをふきとる
□昆布は水につけ過ぎないようにする
□昆布を煮るときは酢を使用する
□昆布をかんぴょうで結ぶときはきつめに結ぶ
「昆布をかんぴょうで結ぶときはきつめに結ぶ」です
「昆布巻き」を手作りするときには、いろいろとポイントがあります。まず昆布には、うま味がたっぷりと含まれているので洗い流さず、ぬれたペーパーなどで汚れを軽くふく程度にするとよいでしょう。水で戻すときは、長くつけるとぬめりが出て巻きづらくなってしまいます。また煮るときに、調味料を加える前に酢を加えることで、昆布がやわらかく仕上がります。かんぴょうは、あまりしっかり結ぶと切れてしまうので、少しゆるめに巻くようにします。
問題4 おせち料理に使用され、長寿の願いが込められた魚介類は、次のうちどれ?
□数の子(にしんの魚卵)
□えび
□ぶり
□たい
「えび」です
上記の魚介類は、おせち料理に欠かせないものばかりですが、それぞれ意味があります。 数の子は、卵の数が多いことから「子孫繁栄」、えびは長いひげや、曲がった腰を連想させる姿から「健康・長寿」、成長に伴って呼び名が変わる「出世魚」であるぶりには「立身出世」の意味があります。たいは「めでたい」の語呂合わせから縁起のよい魚とされています。
問題5 「松風(まつかぜ」焼き」の主な材料は、次のうちどれ?
□鶏ひき肉
□牛もも肉
□いか
□はんぺん
「鶏ひき肉」です
「松風焼き」とは「のし鶏」とも言います。鶏ひき肉に、ねぎやしょうが、調味料を加えて練り混ぜ、薄くのして、表面にケシの実をまぶして焼き上げ、切り分ける料理です。ケシの実を表面だけにまぶすことから「裏のない、隠しごとのない」、といった意味が込められています。ケシの実以外に、手軽に手に入りやすいゴマや青のりなどをまぶして焼くこともあり、日常のおかずにも向いている料理です。