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高たんぱくがうれしい♡ 「かずのこ」の意外な美容効果とアレンジレシピ

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高たんぱくがうれしい♡ 「かずのこ」の意外な美容効果とアレンジレシピ

お正月の定番食材といえば「かずのこ」。魚卵好きの人にとって、お正月はかずのこを食べるのが楽しみだったりしますよね。たくさん食べたい気持ちがあるものの、「魚卵だからプリン体ってどうなんだろう」「塩分多いし大丈夫かな?」なんて心配もあったりしますよね。そこで今回は、かずのこの意外な美容効果と、数の子を使ったアレンジレシピをご紹介します。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

意外な事実!かずのこはプリン体が少なかった


魚卵といえば、プリン体が多い…そんなイメージがありますよね。
ところがかずのこは、公益財団法人痛風・尿酸財団発行の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、プリン体が「極めて少ない(~50mg)」食材に分類されているんです。これは意外な事実ですよね。さらに、じつは栄養満点な食材でもあります!
例えばかずのこの脂質は72%がリン脂質。そのうち65.2%はレシチンです。レシチンには、細胞膜の健康を保ったり、脂肪肝を改善したり、高血圧や動脈硬化を改善する効用が期待されます。それだけでなくレシチンは、記憶に関係する神経伝達物質アセチルコリンの材料にもなるんですよ。
また、コレステロールは鶏卵の3分の2以下。青魚に多いEPA・DHAの含有量も、予想に反し、サンマやマグロを上回るんです。EPA・DHAは肥満を抑える作用もあるので、ダイエット中の食事にも積極的にとり入れたいですね。

ちなみに、かずのこは水分を除く栄養成分の75%がたんぱく質なので、かずのこは高たんぱく質食材でもあります。また、筋肉合成に役立つ成分として、体内では合成されない必須アミノ酸であるロイシンやバリン、トリプトファンなどが豊富に含まれています。かずのこには、スポーツ愛好家が積極的に摂取したい栄養がたくさんつまっているんです。

サビない体づくりにもおすすめの食材


美容が気になる人におすすめなのは、かずのこには、いくつもの抗酸化成分があるという点!
例えば、黄色で強力な抗酸化作用を持っている「ルテイン」は、紫外線やブルーライトから目を守ってくれますよ。「ビタミン E」は抗酸化作用が強く、血管の健康や細胞の酸化を防ぐので老化防止に効果があります。
「CoQ10」にも抗酸化作用があり、体のサビ取りをしてくれます。「ビタミン E」の働きを高めてくれることから、かずのこは美容においてもスーパー食材なんです。そのほかにも、マグネシウムや亜鉛など、女性が不足しやすい積極的に摂取したい成分が含まれています。

かずのこを塩分控えめにするコツ

かずのこはおいしいけれど、塩分が気になるという人には、自分で塩抜きをしたかずのこを食べましょう。ほのかな塩加減のかずのこを作るためには、塩抜きの仕方がコツになります。

【塩抜きのポイント】
<1>水1リットルに対し、小さじ1杯の食塩を溶かして薄い塩水にかずのこを漬けこみましょう。
<2>3時間ごとに、同様に作った塩水に取り替えることを3回くり返しましょう。

かずのこを使ったおすすめヘルシーレシピ

かずのこは、プチプチと弾ける食感が魅力。この食感と色合いを活かした食べ方が、最もおいしくいただける食べ方です。
今回は、お正月料理に飽きた頃におすすめの、ヘルシーな洋風かずのこレシピをご紹介します。こたつに入ったり、暖房の効いた部屋で体が温まった状態で、ぜひかずのこを冷製パスタとしていただいてみませんか?

かずのことトマトの冷製パスタ


【材料(4人分)】
塩抜きしたかずのこ10切(150g)
トマト4個
エクストラバージンオイル大さじ6
バジル4枚
スパゲティ320g
バジル(飾り用)適量
★塩小さじ1
黒ひきコショウとタバスコ 各少々

【作り方】
<1>かずのこを1cm幅に切る。
<2>トマトは熱湯に1分弱つけ、冷水にとり湯むきして種を取り1cmに切る。
<3>ボールにオリーブオイルを入れ、<1><2>とざく切りにしたバジル、★を加えて混ぜ冷蔵庫で冷やしておく。
<4>スパゲティを塩ゆでする。冷水にとり、水気をよく切ってから<3>に加えて和える。器に盛り、飾り用のバジルを添える。

冷製パスタなので、体の冷えが気になる人は、ぜひいっしょに温かいスープなどをとり入れてみてください。
健康にも美容にもいいなんて、まさにかずのこは天然のサプリメント! ぜひおいしく召し上がってくださいね。

【取材協力】
カナディアン・パシフィック・カズノコ協会

取材・文/高田空人衣

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