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著者も6kg減! お腹まわりが気になる人必見! ドクター考案「内臓脂肪が勝手に落ちていく食事術」

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ダイエッター

お腹は出ているのに、お腹をつまんでもお肉がたっぷりつかめないなら、それは内臓脂肪が蓄積している証拠。今回はそんなお腹まわりをすっきりさせたい人にオススメの食事術をご紹介! 医師の齋藤真理子先生が考案し、ご自身も-6kgを達成したメソッドはお腹まわりの脂肪を有効に活用して内臓脂肪を落としながら、エネルギーへと変換することで、体中に力がみなぎり、元気になれるダイエット法です。齋藤先生の新著『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』からお伝えしましょう。

Contents 目次

『齋藤式満腹やせメソッド』3つのポイント

ダイエットのポイント

健康的に無理なく内臓脂肪を落とすには、「まず脂肪燃焼体質になることと、血糖値を安定させることにつきます」と齋藤先生。

齋藤先生考案の食事メソッドは、この2つをできるだけ簡単に実現し、激しい運動や厳しい食事制限なく内臓脂肪を落とすというものです。

齋藤式食事術には3つのポイントがあります。

1.MCTオイル生活
2.満腹フードを使って糖質オフ
3.戦略的間食をとる

なかでも1のMCTオイル生活は齋藤式食事術の要。今回はこちらについて見ていきます。

油で脂肪を落とす!

MCTオイル

MCTオイルは、ココナッツなどヤシ科の植物の種実に含まれるもので、まだまだなじみの薄いものですが、じつは50年以上、医療や介護、スポーツなどの現場では使われてきました。

「脂肪燃焼、免疫力アップ、抗菌作用、認知症やアレルギー症状の改善、美肌、美髪とさまざまな美容と健康のうれしい効果が期待できる中鎖脂肪酸のオイルです。MCTオイルは前述の脂肪燃焼体質と血糖値の安定を両方叶えてくれるすぐれものです」

かつてハリウッドセレブが火つけ役となった“ケトジェニックダイエット”。糖質を極端に制限して、体内のエネルギー不足を起こすことによって脂肪をケトン体に変え、エネルギーにする「脂質代謝」を呼び覚ますというものでした。

しかし糖質をほとんどとらない過度な食事制限は、しっかりとした栄養の知識や食事の管理が不可欠。一般の人が仕事をしながら長期的に続けるのは難しいのが現実で、さらに糖質制限ダイエットはリバウンドしやすいという研究結果もあります。

そこで登場するのがMCTオイルです。

「本来は、ケトン体はブドウ糖が不足すると、代わりのエネルギーとして肝臓で生産されますが、MCTオイルは分子構造が小さいため体内で素早く消化され、ケトン体を作りやすくすることができます。さらにMCTオイルによって目覚めた脂質代謝の機能は、体内の脂肪を使ってどんどんとケトン体を作るようになり、ケトン体によってミトコンドリアが活性化することで、基礎代謝が上がっていくのです」

MCTオイルの効果を100%引き出す方法

効果アップのイメージ

香りやにおいがほぼなく味もほとんどない透明なMCTオイル。いちばん簡単な方法はいろいろな料理にかける“かけオイル”です。

「スープからサラダ、パスタ、さらにおみそ汁やご飯にも非常によく合います。コーヒーや紅茶、ヨーグルトや果物、デザートにかけても違和感なくとれるはずです」

量に関しては、小さじ1/2の量を1日3回とるところからスタート。特にとりたいのは朝と昼で、パフォーマンスをぐっと上げることができます。

「1週間ぐらいそれを続けてみて何も異常がないようでしたら、1回の量を小さじ1に増やし、徐々に量を増やしながら、1回の量を大さじ1までなら増やしてもよいと思います」

たくさんかければそれだけ効果が出るわけではないということ。BMIが高めで今まで糖質を多くとってきた人や脂質のエネルギー代謝がしにくい体質の人は、お腹が少々ゆるくなることもあるので要注意です。また空腹時は胃腸の負担になるため食事と一緒にとるようにしましょう。

齋藤先生はランチャーム(お弁当などに入っている魚の形をしたしょうゆの容器)に入れて携帯しているそうです。ランチャームは100円ショップでも買うことができます。

MCTオイルで作る「脂肪燃焼系ドレッシング」

燃えるドレッシング

燃えるドレッシング [洋風]
大さじ1杯あたり糖質0.5g
MCTオイルをドレッシングにアレンジ。齋藤先生イチオシの体ポカポカ、内臓脂肪をメラメラ燃やす、通称“燃えドレ”です。

【材料】(作りやすい分量)
豆乳…大さじ3
マヨネーズ…大さじ1
MCTオイル…大さじ3
バルサミコ酢…大さじ1
にんにく(おろし)…小さじ1
しょうが(おろし)…小さじ1
塩…小さじ1/4
粉チーズ…大さじ1

【作り方】
(1)材料すべてをミキサーに入れ、かくはんする。
(2)清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。

【保存方法】
熱湯消毒し、完全に乾かした密閉容器で保存してください。冷蔵庫に入れれば1週間から10日程度もちます。

【POINT】
豆乳とMCTオイルを使うことで、糖質もカロリーも抑えながらもクリーミーで満足度の高い味わい。サラダなどの生野菜との相性も抜群です。ミキサーがない場合は、空き瓶に材料をすべて入れ、全体が乳化して黄色っぽくなるまで、瓶をシャカシャカ振って作りましょう。

MCTオイルはたとえ少量でも、とったあとに体がポカポカしてきて、代謝が上がってくるので、冬のダイエットにも適しているといえます。あせらず体調をかんがみながら、トライしてみましょう!

文/庄司真紀

参考書籍/
『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)

著者/齋藤真理子

著者
医療法人社団山本メディカルセンター理事長。医学博士、日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。昭和大学医学部大学院卒業、2010年に山本メディカルセンターに入職、皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月山本メディカルセンター2代目院長に就任。分子栄養学認定医の資格を取得し、自身でもさまざまな健康法・ダイエット法を実践。その知識と経験をもとにしたわかりやすい解説で、NHK「あさイチ」、テレビ朝日「林修のレッスン!今でしょ」など、テレビ出演も多数。分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン・桜山茶寮や、訪問看護ステーションなども運営し、総合的に患者さんの健康管理をサポートしている。

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