日頃から食べている魚として「カレイ」を挙げる人は少ないかもしれません。けれどもじつはカレイは、その種類の多さによって1年中楽しめる魚であり、健康や美容にも、とても役に立つ魚なのです。では、その理由は…? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「カレイ」です!
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問題1 「カレイ」100gのカロリーは、次のうちどれ?
□56kcal
□89kcal
□105kcal
□123kcal
「89kcal」です
「カレイ」は、100g(正味重量)=89kcalと、とても低カロリーです。さらに、高たんぱく質で低脂質ですので、ダイエット中の方には、とてもおすすめです。消化がよく、味わいは淡泊なため、体調をくずしたときや胃が弱っているときなどにも選びたい食材です。
問題2 「カレイ」と「ヒラメ」を比べたとき、間違っている内容は、次のうちどれ?
□どちらも高たんぱく質
□ヒラメのほうがカレイよりも価格が高い
□カレイの目は左側に寄っていて、ヒラメの目は右側に寄っている
□カレイのほうがヒラメよりもビタミンDが豊富
「カレイの目は左側に寄っていて、ヒラメの目は右側に寄っている」です
「カレイ」とよく比較されるのが、「ヒラメ」です。どちらも高たんぱく質で低脂肪な魚ですが、栄養価を比較した場合、ヒラメにもビタミンDは含まれるものの、カレイには、ビタミンDがより多く含まれています。またカレイはヒラメよりも、お手頃な価格で購入することができ、ヒラメはカレイに比べて高級魚です。姿形は、どちらも似ていますが、顔の位置で「左ヒラメ、右カレイ」と言われ、多くは目がどちら側についているかで区別できます。ただし、中にはあてはまらない場合もあります。
問題3 「カレイ」を漢字で書くと、次のうちどれになる?
□鰈
□鮃
□鯒
□鱚
「鰈」です
カレイは漢字で「鰈」と書きます。鮃はヒラメ、鯒はコチ、鱚はキスと読みます。カレイは葉っぱのように平たい魚なので、「鰈」の字があてられたと言われています。現在は「鮃(ヒラメ)」と「鰈(カレイ)」で別の漢字を使用しているカレイとヒラメですが、昔は区別していなかったという話もあります。魚の漢字はいろいろとおもしろいですね。
問題4 「カレイ」の「煮凝り」という料理は、次のうちどれ?
□カレイの切り身を煮つけたもの
□カレイを煮てから揚げたもの
□カレイを煮てから凍らせたもの
□カレイを煮てから冷やしたもの
「カレイを煮てから冷やしたもの」です
「煮凝り(煮凍り)」は「煮こごり」と読みます。カレイの煮つけなどを作ったあと、それが冷たくなると、煮汁が固まりゼリー状になります。これがいわゆる「煮こごり」の状態です。このことから、カレイなどを煮汁ごとゼリー状にかためた料理を「煮こごり」と言います。煮こごりができるのは、カレイをはじめ、ヒラメやアンコウ、スッポンなどゼラチン質(コラーゲン)が含まれている食材を煮たときです。加熱することで煮汁にコラーゲンが溶け出し、冷めるとゼリー状にかたまるのです。鶏の皮や豚足などの肉類にもコラーゲンは含まれています。手羽先などを煮込んだあと、冷めた煮汁がぷるぷるとした状態になったのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
問題5 「カレイ」の鮮度の見分け方として、あまりおすすめでないものは、次のうちどれ?
□ヒレが張っている
□ウロコが細かくついている
□ぬめりが少ない
□切り身の場合、肉厚である
「ぬめりが少ない」です
「カレイ」にはいろいろな種類があります。1尾で購入できるときもありますが、スーパーなどでは切り身で購入することも多いと思います。1尾で買う場合は、それぞれのヒレがよく張っていて、ぬめりがしっかりとついており、ウロコが細かくついているもののほうが新鮮です。ウロコをとるのは少し大変ですが、鮮度のよい証拠となります。切り身の場合は、肉厚のものを選ぶようにしましょう。