秋冬に旬を迎える「ごぼう」に、春から初夏にかけて出回る「新ごぼう」と、ごぼうは長い期間にわたって楽しめる野菜です。食物繊維が豊富だからたくさん食べたいと思いつつ、糖質が高めの野菜として敬遠している人もいるかもしれません。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ごぼう」。カロリーや栄養のことをクイズで知って、ごぼうを食卓でおいしく役立ててくださいね。
Contents 目次
問題1 「ごぼう」100gは、何kcal?
□58kcal
□75kcal
□92kcal
□109kcal
「58kcal」です
ごぼうは100g=58kcalです。カロリーが高めのイメージもあるかと思いますが、れんこんやかぼちゃなど糖質がやや多い野菜の中で、低カロリーなもののひとつです。秋冬に旬を迎える野菜でもありますが、春から初夏にかけて収穫される「新ごぼう」もあり、これは「夏ごぼう」とも呼ばれています。新ごぼうは香りがやさしく、やわらかくアクが少ないのが特徴です。
問題2 「ごぼう」は、どの国から日本に伝わった野菜だと思う?
□メキシコ
□インド
□中国
□アメリカ
「中国」です
ごぼうは、ユーラシア大陸北部原産で、平安時代に中国から薬草として渡来したと言われています。今では、きんぴらごぼうをはじめ、炒めもの、揚げもの、おせち料理などの食材として、日本では定番の野菜となっていますが、日本のように日常的に食べている国は珍しいようです。
問題3 「ごぼう」に含まれている成分の「イヌリン」とは、次のうちどの仲間?
□たんぱく質
□カルシウム
□ビタミンC
□食物繊維
「食物繊維」です
「イヌリン」をご存知ですか? 「ごぼう茶」などの成分として耳にすることも多いのではないでしょうか。ごぼうには食物繊維が豊富に含まれており、イヌリンも食物繊維の一種です。食物繊維には、水に溶ける「水溶性食物繊維」と、水に溶けない「不溶性食物繊維」の2種類があります。ごぼうにはその両方が含まれており、「イヌリン」は水溶性食物繊維です。食物繊維には、コレステロールを減らしたり、腸内の環境を整えたりする効果が期待できます。
問題4 問題3の答えの成分を、1日の摂取基準の1/3量ほどとるには、ごぼうをどのくらい食べればいいと思う?
□65g
□110g
□200g
□265g
「110g」です
問題3の答えは「食物繊維」でしたね。食物繊維の1日の摂取基準は、成人女性で18g以上とされています。ごぼう110gには6.3gの食物繊維が含まれていますので、これが正解。ごぼう1本は180g前後ですから、110gは約2/3本分となります。とは言っても、毎食、ごぼうばかりを食べるのは大変ですよね。ごぼう以外の野菜や、きのこ類、海藻類などを日々の食事に組み合わせると、バランスよく食物繊維をとることができます。
問題5 ごぼうとにんじんを1本ずつ使用すると、約4人分のきんぴらを作ることができます。1人分のカロリーは、次のうちどれ?
□約70kcal
□約100kcal
□約140kcal
□約200kcal
「約100kcal」です
ごぼうとにんじんを1本ずつ使用し、ごま油大さじ1、酒・みりん・しょうゆを各大さじ2、仕上げにごま大さじ2を加えて2色きんぴらを作った場合、合計で412kcalとなります。したがって、1人分のカロリーは103kcalです。きんぴらは作り置きおかずにぴったりなおかずのひとつです。一度に多めに作っておくと、忙しい朝の食事やお弁当のおかずとしても重宝しますよ。