1年中食べられる食材も増えて来ましたが、季節が変わると店先に並ぶ野菜や果物の種類も変わりますね。とくにこの時期は春野菜、なかでもそらまめやスナップえんどうといった豆野菜が売り場を彩ります。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「グリンピース」。さやつきで売られる期間はたいへん短い「グリンピース」の栄養価を知って、ぜひ食卓で楽しんでみてくださいね。
Contents 目次
問題1 グリンピース100gは、何kcal?
□62kcal
□76kcal
□91kcal
□105kcal
「76kcal」です
春野菜のひとつであるグリンピースは、4月頃から旬を迎えます。100g食べたときのカロリーは76kcalです。グリンピースは冷凍食品のイメージやチャーハンやシュウマイの彩り程度といったイメージもあるかもしれませんが、生のグリンピースは簡単に調理できて、食感や香りもよいので、出回る時期には、たっぷりと食べてほしいと思います。
問題2 豆野菜(絹さや、さやいんげん、そら豆)とグリンピースを比較したとき、グリンピースにもっとも多く含まれている栄養素は、次のうちどれ?
□カロテン
□鉄
□カルシウム
□食物繊維
「食物繊維」です
グリンピースは、デンプン(炭水化物)、たんぱく質のほか、ビタミン・ミネラル類など、さまざまな栄養素が豊富に含まれた優秀な野菜です。選択肢の栄養素を絹さや、さやいんげん、そら豆と比較した場合、グリンピースにいちばん多く含まれているのは「食物繊維」。そのほか、ビタミンB1も上記の豆野菜に比べて豊富に含まれています。
問題3 グリンピースには、アミノ酸もバランスよく含まれています。そのなかで、子どもの成長に深くかかわるアミノ酸は、次のうちどれ?
□リジン
□アルギニン
□グルタミン酸
□アスパラギン酸
「アルギニン」です
グリンピースにはたんぱく質も含まれており、おかずとして組み入れると、たんぱく質摂取にもつながります。たんぱく質のアミノ酸バランスも優秀で、さまざまなアミノ酸が満べんなく含まれています。選択肢のアミノ酸はすべてグリンピースに含まれていますが、「リジン」は脳の活性化、「グルタミン酸」はうまみ成分でもあり、「アスパラギン酸」は、新陳代謝を高める効果なども期待できます。そして「アルギニン」は、成長ホルモンの合成に関わっています。グリンピースは、お子さんの食事にも積極的に使いたい春野菜です。
問題4 さやつきのグリンピース100gの正味重量は、次のうちどれ?
□25g
□35g
□45g
□55g
「45g」です
生のグリンピースは、さやつきで売られている事もあります。さやの分の廃棄率が55%ほどなので、1パック=100gとして売られていた場合の正味重量は、約45gです。さやをむくと、すぐに乾燥してしまうので、実のみで売られているものより、さやつきのものをおすすめします。さやつきのグリンピースは、春にしか楽しめませんので、ぜひ試してみてください。
問題5 生のグリンピースのゆで方として、おすすめの内容は、次のうちどれ?
□砂糖を加えた湯で、ゆでる
□酢を加えた湯で、ゆでる
□ゆでたあと、氷水につけて急冷する
□ゆでたあとは、しばらくゆで湯につけておく
「ゆでたあとは、しばらくゆで湯につけておく」です
生のグリンピースは、塩をまぶしたり、ゆで湯に塩を入れたりしてゆでると色よく仕上がります。 また、ゆでたあとに、すぐに冷やすと表面にシワが寄ってしまい、キレイな仕上がりになりません。シワを寄らせず、プリッとした仕上がりにするには、ゆで上がったグリンピースを、あら熱がとれる程度まで、しばらくゆで湯に入れておいたり、ゆで汁に流水を、細く流し入れながら、ゆっくり冷ましたりするとよいでしょう。