旬を迎える季節が産地によって異なるため、長いシーズン店頭に並ぶ「いわし」。缶詰や干物など加工品も多いため、魚が食卓に上がる回数が少ないという人にとっても、身近な食材なのではないでしょうか。いわしのカロリーや、効率よく栄養をとる方法など、役立つ知識をクイズでゲットしましょう! 今回のテーマは「いわし」です。
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問題1 「いわし」100gは、何kcal?
□95kcal
□105kcal
□156kcal
□189kcal
「156kcal」です
いわしの仲間には、「マイワシ」「ウルメイワシ」「カタクチイワシ」などがあります。新鮮であれば、お刺身でも、もちろん食べられますし、目ざしや煮干し、しらす干し、たたみいわし、みりん干しや缶詰め類など加工品も多く、さまざまな形で楽しめる魚です 。一般的に「いわし」と言えば「マイワシ」を指し、100g=156kcalです。
問題2 「いわし(マイワシ)」を生と水煮の缶詰めで比べた場合、正しい説明は次のうちどれ?
□缶詰めのほうが、たんぱく質が2倍以上多く含まれている
□缶詰めのほうが、カルシウムが4倍以上多く含まれている
□缶詰めのほうが、ビタミンDが5倍以上多く含まれている
□缶詰めのほうが、鉄が3倍以上多く含まれている
「缶詰めのほうが、カルシウムが4倍以上多く含まれている」です
生と水煮缶詰めの「いわし(マイワシ)」の栄養素を、100gあたりで比較すると、たんぱく質は「生」=16.4g、「缶」=17.2g。カルシウムは「生」=74mg、「缶」=320mg。ビタミンDは「生」=32.0μg、「缶」=6.0μg。鉄は「生」=2.1mg、「缶」=2.6mgとなります。このことから、カルシウムの数値が、缶詰めになると4倍以上含まれることがわかります。これは、缶詰めにすることで、「いわし」を骨ごと食べられるからです。缶詰にした「いわし」も、とても優秀な食材と言えます。
問題3 「いわし(マイワシ)」の別名は、次のうちどれ?
□青天の霹靂
□ゆきひかり
□つきあかり
□ななつぼし
「ななつぼし」です
マイワシは、別名「ななつぼし」と呼ばれることもあります。鮮度のいいマイワシは、銀色がかかった青白い色をしており、体に黒い斑点があります。この斑点模様が「ななつぼし」の由来となっているようです。なお「ななつぼし」以外の選択肢はすべて、お米の名称です。
問題4 「いわし」の漢字の由来は、次のうちどれ?
□背が青いこと
□刀のような形をしていること
□春に旬を迎えること
□傷みやすいこと
「傷みやすいこと」です
「いわし」を漢字で書くと「鰯」。魚へんに弱いと書きます。漢字の由来は諸説あるようですが、とても傷みやすいことや、他の魚に食べられやすい というところからきたという説があります。なお「背が青いこと」から来ているのは鯖(さば)、「刀のような形をしている」のは秋刀魚(さんま)、「春に旬を迎えること」に由来する魚は鰆(さわら)です。
問題5 「いわし」には、DHAやEPAが多く含まれます。これらを効率よくとるのにおすすめな調理法は、次のうちどれ?
□刺し身
□煮つけ
□塩焼き(グリル)
□フライ
「刺し身」です
DHA(ドコサヘキサエンサン)やEPA(エイコサペンタエンサン)は、脂肪酸の仲間です。脳や神経の情報伝達に深く関わっており、体にとてもよい働きをするので、積極的にとりたい栄養素です。DHAやEPAは、生食がいちばん効率よく摂取できます。上記の中では、フライ(揚げもの)が最も損失が多いと言われていますが、旬の時期には、お刺身だけでなく、いろいろな調理方法で楽しんでくださいね。