この時期はスーパーや八百屋さんの店頭に、梅が並んでいるのを目にすることも多いのではないでしょうか。梅ジュースや梅酒、梅干しなど、梅を使った保存食を作る「梅仕事」が楽しい季節でもありますね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「梅」。クイズを解いたあとは、梅を買いに行きたくなるかもしれません!
Contents 目次
問題1 5月下旬あたりに収穫が盛んになる梅は、次のうちどれ?
□小梅
□青梅
□完熟梅
□超完熟梅
「小梅」です
5月下旬頃から夏にかけて、スーパーなどの店頭で見かけることの多くなる「梅」ですが、いちばん早いのは「小梅」で、5月中旬~下旬に収穫が行われます。出回る時期も短く、10日間ほどしかありません。小梅はカリカリ梅に使われることが多く、最初に楽しめる梅仕事になります。
問題2 「梅干し」1個(15g)の塩分量は、次のうちどれ?
□1.0g
□1.9g
□2.7g
□3.2g
「2.7g」です
梅干しの塩分量は漬け方によって変わってきます。食品成分表の数値を基準にすると、梅干し正味100gの塩分は18.2gです。そのため梅干し1個(15g)に含まれる塩分は2.7gとなります。塩分のとり過ぎが気になる場合は、減塩タイプや、はちみつ漬けなど塩分の少ない梅干しをとり入れてバランスを整えるのもよいでしょう。
問題3 「梅干し」に関する説明として正しいものは、次のうちどれ?
□梅酢は雑菌が多いので他の料理などに使用しない
□7月の1週目に土用干しをする
□赤しそを入れて作った梅干しを「関東干し」と言う
□梅干しには完熟梅を使うのがよい
「梅干しには完熟梅を使うのがよい」です
今の時期、「梅干し」を作る人も多いと思います。「梅干し」には、熟す前に収穫された「青梅」より、オレンジ色に熟してから収穫した「完熟梅」がおすすめです。さて、梅を塩漬けすると、漬け汁が上がってきます。この汁を「梅酢」と言います。梅のエキスや風味がたっぷり含まれているので、酢のものやすし酢などに使用でき、清潔な容器に入れると保存がききます。また、塩で下漬けした梅を、ザルなどにひとつずつ広げて干すことを、「土用干し」と言います。「土用」とは、7月20日~8月7日頃を指し、この期間の暑い晴天の下に3~4日、干すのがポイントです。「関東干し」は、赤しそを入れずに作るため、赤く染まっていない梅干しになります。
問題4 梅の品種名ではないものは、次のうちどれ?
□南高(なんこう)
□白加賀(しろかが)
□紀州
□南津海(なつみ)
「夏津海」です
「南高」や「紀州」などは梅の代表的な品種のため、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。どちらも、梅の生産量が国内1位を誇る和歌山県産の高級梅です。「白加賀」は、果実が大きめで果肉が厚く、酸味もしっかりしているため、梅干しだけでなく梅酒や梅ジャムにもおすすめです。「南津海」は、みかんの品種名です。
問題5 「梅酒」や「梅シロップ」を作るときに、おすすめの甘味料は次のうちどれ?
□きび砂糖
□上白糖
□氷砂糖
□はちみつ
「氷砂糖」です
「梅酒」や「梅シロップ」などを漬けるときには甘味料が必要です。どんな甘味料でも漬けることはできますが、おすすめなのは「氷砂糖」です。氷砂糖は粒が大きく、ゆっくり溶けていきます。そのため梅のエキスが時間をかけてしっかりと出ていき、シロップの濃度がじっくりと濃くなっていくからです。使う甘味料によって味わいが違ってきますので、いろいろと試してみて好みの味を見つけるのも楽しい「梅仕事」になりますよ。