お寿司のネタとして根強い人気を誇る「まぐろ」。では、まぐろの赤身100gのカロリーは? トロと赤身を比べたときに、トロのほうが多い栄養素は? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「まぐろ」です!
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問題1 「まぐろ」の赤身100gのカロリーは?
□79kcal
□110kcal
□153kcal
□205kcal
「153kcal」です
まぐろには、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロなどいろいろな種類がありますが、通常、「まぐろ」と呼んでいるものは「クロマグロ」という種類になります。「クロマグロ」の赤身100gのカロリーは153kcalです。まぐろの栄養価、種類や部位によって異なります。赤身部分は良質なたんぱく質であり、鉄分などが豊富に含まれ、さっぱりした味わいが特徴です。
問題2 「まぐろ」の赤身とトロ(脂身)を比較した場合、トロのほうが多く含まれる栄養素は、次のうちどれ?
□たんぱく質
□ビタミンD
□ビタミンB1
□葉酸
「ビタミンD」です
赤身とトロの栄養価を比較した場合、トロには脂分が多く含まれているため、当然ながらカロリーや脂質は高くなります。100gで比較した場合、赤身のカロリーは153kcal、トロのカロリーは308kcalと、トロは赤身の2倍ほど。脂質は、赤身が6.7gであるのに対して、トロには23.5g含まれています。よって、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸も赤身に比べて豊富です。その他の栄養素では、ビタミンDが、トロのほうに多く含まれています。同じく100gで比較すると、赤身のビタミンDが4.0μgであるのに対して、トロは18.0μgと、赤身の4倍以上も含まれているのです。
問題3 ツナの缶詰で使用されない「まぐろ」の種類は、次のうちどれ?
□クロマグロ
□キハダマグロ
□メバチマグロ
□ビンナガマグロ
「クロマグロ」です
ツナ缶にも、いろいろな種類があります。「ホワイト」と表記されている缶詰は、「ビンナガマグロ」が原料です。身が白く、さっぱりとした味わいがあります。「ライト」と書かれているものは、「キハダマグロ」や「メバチマグロ」などが原料で、身が少し赤みがかっています。また「かつお」を原料としているツナ缶もあり、こちらも「ライトミート」などと呼ばれます。缶詰も生の魚同様、豊富なたんぱく質がとれますし、うま味もたっぷり含まれているので、家にストックしておくと便利ですよ。
問題4 まぐろのお寿司で、赤身3貫とトロ3貫を、しょうゆとわさびをつけて食べた場合、カロリーと塩分はどのくらいになると思う?(1貫当たり、酢飯20g、ネタ15g、しょうゆ2g)
□280kcal・塩分2.0g
□340kcal・塩分2.5g
□430kcal・塩分3.0g
□500kcal・塩分3.5g
「430kcal・塩分3.0g」です
お寿司は、ご飯の量やネタの大きさによって、当然、数値に差が出てきます。1貫あたりの分量を酢飯20g、ネタ15gとすると、赤身1貫のカロリーは59kcal、塩分は0.1g、トロ1貫のカロリーは84kcal、塩分は0.1g。6貫分のカロリーは約430kcalで、ここにしょうゆとわさびの塩分を加えると、塩分が合計約3.0gとなります。1食のカロリーとしては、さほど多くはないのですが、お寿司の場合、野菜がほとんどないので、おひたしや煮ものなどを組み合わせてもよいでしょう。ここで少し意識したいのは塩分です。そもそも酢飯には塩分が含まれており、1貫20gの塩分量は0.1~0.2gほどになります。 しょうゆを1貫に2gつけてしまうと、しょうゆの塩分だけで1貫当たり約0.3gになるので、つける量を減らすなど注意したいところです。
問題5 「まぐろ」は漢字でどのように書くと思う?
□鮫
□鱧
□鯛
□鮪
「鮪」です
魚の漢字は、たくさんあり、読みづらいものも多いですね。上記は上から、「鮫=さめ、鱧=はも、鯛=たい、鮪=まぐろ」と読みます。さて、「鮪」の右側にある「有」という文字には、「外側を囲う」という意味があるそう。「まぐろは海を囲みながら泳ぐ魚だから」という漢字の由来が一説としてあるようです。また、「まぐろ」という名前の由来も諸説ありますが、「目が大きくて黒い」「泳ぐ姿がまっ黒に見える」ことなどから、そう呼ばれるようになったとも言われています。