白菜をはじめなす、にんじん、きゅうり、大根などさまざまな野菜(農産物)が使われる漬け物には、たくさんの種類があります。そこで、主な種類や作り方などについて解説します。
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野菜(農産物)の漬け物とは?
野菜(農産物)を調味料などに漬け込んだ食べ物のことです。調味料に漬け込んだものだけでなく、塩漬けして干す、塩漬けの前後に砂糖などに漬ける、煮るなど加工をした野菜を使う場合も漬け物といいます。また、それらに魚介類や海藻類を加えたものも漬け物(魚介類や海藻類の量は、野菜よりも少ない場合に限ります)といいます。
[野菜の漬け物に使う食材や調味料]
・農産物
野菜、山菜、きのこ、樹木の花、葉など
・調味料
塩、醤油、アミノ酸液、酢、ぬか、酒粕、味噌、麹、赤唐辛子粉など
野菜の漬け物の種類
代表的なものを抜粋して紹介します。
ぬか漬け
米ぬかやふすま、あわぬかなどに砂糖や塩を加えた塩ぬかに浸けた農産物です。さらに、削り節や昆布などを加えたり、塩ぬかに砂糖類や果汁、みりん、香辛料などを加えて漬け替えたりしたものも含まれます。
たくあん漬け
ぬか漬けした大根を干したり、塩押し(塩漬けによって水分を除くこと)したりして漬けたものです。
醤油漬け
農産物を醤油やアミノ酸液(大豆などの植物性タンパク質を使った液)に漬けたもの。砂糖やみりん、香辛料、削り節、昆布を加えたものも含まれます。
奈良漬け
酒粕や、酒粕に砂糖、みりん、香辛料などを加えたものに漬けた粕漬けを、酒粕などで漬け替えて塩抜きしたり味付けしたりしたうえで、仕上げ粕に漬けたものです。
最後に
色々な種類を、食事に取り入れてみてください。野菜の漬け物は、塩の作用で野菜の水分が抜けて食べやすくなるので、食事に一品加えると野菜の摂取量を増やすことにもつながりますよ。