日本人女性の2人に1人以上とも言われる「便秘」。お通じの状態は生活するうえでとても大事ですよね! 快適なお通じのためにいろいろ試して来た筆者が、これだ!と感じている食材をご紹介します。
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20代のころは便秘の自覚があり、さまざまな工夫をしてきました。とは言え、当時はカロリーしか考えないダイエットを行い、炭水化物ばかりの食事をとりながら、オオバコや小麦外皮(ブラン)をプラスして…という食生活だったので、残念ながら便秘も解消しませんでしたし、体重も落ちませんでした。30歳前になってマクロビオティックの考え方を知り、玄米を食べたり有機栽培の野菜を皮ごと調理するなど、できる範囲で実践し始めた頃から、少しずつ便秘が解消。30代に入って出産し、授乳するようになると、食生活が母乳の出のよし悪しにダイレクトに影響するため、食生活を見直さざるを得なくなり、結果として「便秘で悩む」ということ自体は少なくなっていきました(そのほかのお悩みはいろいろありましたが…)。
50代を迎えた現在、お陰様で便秘に悩まされてはいないものの、たとえば「外出が控えている朝は出にくい」など、どうしてもお通じに波があり、この波がなくなって毎日同じペースでお便りが来れば、もっと安心して生活ができるのになあと思っていました。
半年ほど前、ゼラチンが腸内環境を整えるのによいという話を聞きました。ゼラチンはコラーゲン、たんぱく質ですよね。腸活(とくにお通じ)と言えば食物繊維と発酵食品という意識があったのですが、ゼラチンは腸壁を守ることで腸内環境を整えたり、便の水分量を増やすことで便秘の改善をサポートしたりするとのこと。そこで、朝いつも飲んでいる飲みものに、小さじ1杯のゼラチンを足してみることにしました。
私は毎朝、黒酢かりんご酢と酵素飲料をお水やお湯などで割って飲んでいます。ゼラチンを使うなら、液体が温かいほうが溶けやすいので、適当にお湯をわかしてドリンクを作り、ここに小さじ1杯強のゼラチンを振り入れます。最初はダマになったりスプーンにトロトロしたゼラチンがくっついたりしますが、しばらく放っておくと、ふやけて飲みやすくなっています。もちろん、時間がないときは中途半端に溶けていても気にせず飲んでしまいます。
この方法を始めたとたん、私の場合は効果てきめんでした。お腹がゆるくなるのではなく、便がやわらかくなるのでお通じがスムーズになるのです。毎日の便のやわらかさがほぼ一定になったことに加えて、出るタイミングも安定し、外出の予定のあるなしにかかわらず朝食後にトイレに行けるようになったため、心理的な負担もかなり減りました。
じつは今までは、朝に寒天を小さじ1杯とるようにしていました。ですので、この半年間は寒天をゼラチンに置き換えた形になります。寒天(食物繊維)もお通じに好影響を与えていたのは間違いないのですが、寒天を減らしてゼラチンに置き換えたことで、便の量は変わらずお通じがスムーズになったということは、私の腸にとって必要だったのは、食物繊維の量よりも腸壁を守って腸内環境を整えることだったのかもしれません。
入れているゼラチンの量は2~3gです。小袋タイプのゼラチンは1袋5gのものをよく見かけるので、半袋くらい入れていることになります。ちなみに私は100g入った大袋タイプを使っています。毎日ささっと使えてゴミも出ず、1袋で1~2か月もつので経済的です。小袋タイプで始めてみて、効果があれば、大袋に切り替えてもよいかもしれません。100人いれば、100通りの腸活があるとは思いますが、よかったら試してみてくださいね^^ (編集まりりん)
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