電子レンジでの加熱調理方法
1.さつまいもの皮の上からフォークで4、5カ所穴をあける。
2.1を湿らせたペーパータオルに包み、ラップを巻く。ただし両端は蒸気が抜けるよう開けておく。100℃以下で加熱できる「生解凍」の機能で15分ほど加熱する。
3.その後ラップやペーパータオルをはずし、オーブンのグリル機能で20分ほど焼く。オーブントースターを使ってもよい。
memo
・電子レンジでの加熱は水分の蒸発が著しいので、そのままの状態で加熱するのではなく、必ずペーパータオル、ラップなどを利用しましょう。
・「クイックスイート」という品種は、でんぷんの糊化温度が他の品種より低く、加熱時に早くから糊化が始まり糖化が進むため、電子レンジでの加熱に向いています。6~7分の加熱でも十分な甘さを感じることができます。
じっくり編:オーブンレンジで「焼く」加熱調理
調理にかけられる時間があるときは、オーブンレンジでじっくり加熱するのがおすすめ。さつまいもから蒸発した水分によって、蒸し焼きのような状態で調理ができます。
オーブンレンジでの加熱調理方法
1.オーブンを「予熱あり、加熱温度200~220℃」に設定する。加熱時間の目安は40分ほど。
2.さつまいもは、皮付きのまま竹串やフォークで穴をあけておく。
3.温まったら、天板にさつまいもを4、5本並べ、中段に入れてスタートを押す。
4.タイマーが切れたら、竹串で刺して焼け具合を確認する。
memo
・焦げる心配はありませんが、途中で転がして天板に触れる部分や、向きを変えるとよいでしょう。
・オーブンが小さかったり、電熱線に近くて焦げそうだったりする場合は、途中からアルミホイルを全体にかけるとほどよく焼きあがります。
自宅でおいしい石焼きいもを作るコツ
石焼きいもが家庭でも作れると知っていましたか?焼きいもには、貯蔵することで甘みが増す「ベニアズマ」や、収穫した直後から甘みのある「べにはるか」といった品種がおすすめ。自宅でできる作り方のポイントをまとめました。
石焼きいもの作り方
1.ふた付き鍋(鉄鋳物製または陶器製)、直径1~2cmの丸みのある小石(適量)を用意。小石は、事前に水洗いし、煮沸消毒しておく。
2.鍋底に小石を並べ、その上に水洗いした皮つきのさつまいもを並べる。
3.ふたをして中火で加熱する。15~20分ほど経ったら上下をひっくり返す。さらに30~40分ほどすると焼きいものよい香りが立ってくる。竹串を刺してみてすっと通ればできあがり。
memo
・陶器製の鍋はガスコンロ、練炭、ストーブなどで使えますが、IHコンロでは使えないので注意が必要です。陶器製の鍋は、急激な温度変化によって鍋が割れてしまう場合もあるので、弱火でゆっくりと焼きましょう。
品種によっても、調理法によっても、異なる甘みや食感が味わえるさつまいも。いろいろな調理法で食べ比べながら、ぜひお好みの楽しみ方を見つけてください。