秋の味覚の代表選手、「栗」。食物繊維やビタミン・ミネラルがバランスよく含まれています。ただし、ちょっとカロリーが気になるところ…?! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「栗」です!
Contents 目次
問題1 栗100gのカロリーは、次のうちどれ?
□約80kcal
□約130kcal
□約150kcal
□約180kcal
「約150kcal」です
栗には炭水化物が豊富に含まれているため、カロリーが低めとは言えません。生栗100gは147kcal、ゆで栗だと152kcalであることから、約150kcalが答えになります。栗の重さは大きさにもよりますが、1個15~20g。100gの目安量はだいたい5~7個です。そのほか栄養価の特徴としては、食物繊維をはじめビタミンやミネラル分もバランスよく含まれ、なかでもカリウムなどが多く含まれています。
問題2 甘栗約10個(50g)と同じくらいの食物繊維が含まれる秋野菜は、次のうちどれ?
□かぼちゃ120g
□ごぼう約1/2本(100g)
□なす2本(160g)
□れんこん100g
「かぼちゃ120g」です
栗は食物繊維も豊富です。甘栗約10個(50g)には、食物繊維が4.3gも含まれています。これに対して上記の秋の野菜に含まれる食物繊維の量は、上から4.2g、5.7g、3.5g、2.0g。甘栗を約10個食べれば、かぼちゃを120g食べた場合と、ほぼ同じくらいの食物繊維がとれることがわかります。秋野菜は比較的、食物繊維が多く含まれるものが多く、なかでもごぼうは特に豊富ですが、さまざまな種類の野菜を組み合わせることで彩りもよくなり、栄養のバランスも整えることができます。
問題3 栗に含まれる栄養素の働きとして、最も近いのは次のうちどれ?
□トマトに含まれるリコピン
□にんじんに含まれるカロテン
□きのこ類に含まれるビタミンD
□いも類に含まれるビタミンC
「いも類に含まれるビタミンC」です
問題1と問題2でも解説したように、栗には炭水化物や食物繊維が豊富に含まれ、代謝に関わるビタミンB1や、血圧の上昇の抑制に関係するカリウムなども含まれています。また、栗に含まれるビタミンCにも特徴があります。通常のビタミンCは加熱に弱い性質がありますが、栗の中のビタミンCはでんぷん質に包まれているため、加熱しても損失が少ないのです。これはいも類に含まれるビタミンCにも言える特徴となります。
問題4 栗の下処理として皮をむく際におすすめの方法は、次のうちどれ?
□酢水に30分ほど浸ける
□熱湯に30分ほど浸ける
□電子レンジで1分ほど加熱する
□塩をまぶし10分ほどなじませる
「熱湯に30分ほど浸ける」です
栗は食べたいけれど皮をむくのがめんどう、という方も多いと思います。たしかに、購入してそのまま皮をむくのは難しいですよね。そこでまずは一度、熱湯に30分ほど浸けるのがおすすめです。このようにすると、いちばん外側のかたい皮(鬼皮)がむきやすくなります。ぬるま湯や水でもよいですが、浸ける時間はもう少し長くなります。電子レンジで加熱する方法もありますが、その場合は、加熱の際の爆発防止のために必ず皮に切り込みを入れるようにしましょう。
問題5 「栗ごはん」に不足している栄養素を補えるメニューは、次のうちどれ?
□焼き鳥盛り合わせ(もも肉・レバー・砂肝)
□さんまの塩焼き
□きんぴらごぼう
□冷やっこ
「さんまの塩焼き」です
栗には、さまざまな栄養が含まれていますが、ビタミンDは含まれていません。ビタミンDは魚介類やきのこ類などに多く含まれているため、上記の中では「さんまの塩焼き」が特におすすめです。秋は、さんま以外にも、さけやさばなどいろいろな魚が旬を迎えます。魚にきのこを組み合わせることで、より多くのビタミンDを摂取できますよ。