小松菜は数少ない東京生まれの野菜。冬が旬で、昔から正月の関東風のお雑煮にはかかせない青菜です。比較的鉄分を多く含んでいるのも特長。暑さや寒さに強く生育期間も短いので、家庭でプランター栽培しやすい野菜としても人気です。
Contents 目次
栄養素
・β-カロテン
・カルシウム
・ビタミンC
・ビタミン K
・鉄 など
栄養素のポイント
ビタミンやミネラルを含む青菜といえばほうれん草を思い浮かべがちですが、実はビタミンC、カルシウム、鉄の含有量はどれも小松菜の方が多いのです。
厚生労働省が示す基準では、30~49歳の成人が1日に必要とするカルシウムの摂取量は、男性750mg、女性650mg。カルシウムは不足しがちなので、小松菜を積極的にとりましょう。
栄養満点!簡単小松菜ジュース
小松菜は牛乳と一緒にとることで、含まれるカルシウムやβ-カロテンの吸収率がアップします。手軽にとるなら「小松菜ミルクジュース」がおすすめ。小松菜+牛乳+りんごをジューサーにかければ、できあがりです。
旬・産地
12~2月が最盛期。12月に入り、霜に当たると葉肉が厚く柔らかくなり、あくが抜けて甘みが増します。冬の寒い時期に旬を迎える青菜として、昔から関東風のお雑煮にはかかせない存在です。現在では、一年中栽培できるように品種改良され、冬に穫れるものは「冬菜」「雪菜」、初春に収穫できるものは「ウグイス菜」と呼ばれることもあります。
小松菜の炒め方
1.フライパンに油を入れ、よく熱する。
memo
2.茎の表面が透き通ってくるまで炒めてから葉を加えると、火の通りが均一になります。
3.葉を入れたら塩を一つまみ加え、全体を混ぜながら炒める。
完全に火が通る前に、好みの調味をしてさっと炒める。
小松菜の茹で方
1.たっぷりの湯(小松菜の重量の5倍位)をわかし、塩を湯の0.5%加える。1リットルに小さじ1杯が目安。
memo
茹でる前に株に十字の切れ込みを入れておくと、火の通りがよくなります。
2.小松菜を立てるように持ち、茎が根元から湯につかるように入れる。10秒程たったら葉の部分も入れ、約1分茹でる。根元の部分に少し固さを感じるくらいが茹であがりの目安。
memo
3.根元の茎の部分を10秒程度長く茹でましょう。
4.ボールに水を用意し、茹であがった小松菜を手早く流水で冷やす。
水の中で根元をまとめ、軽く絞る。