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たんぱく質1gあたりのカロリーは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~

「3大栄養素」や「5大栄養素」のこと、それぞれの栄養素の働きや体内での役割など、栄養クイズではさまざまな栄養の知識を出題してきました。今回は日々の栄養バランスを考えるうえで役立つ基本的な事柄をとり上げます。ぜひ最後まで解いて、今日の食事に役立ててくださいね!
Contents 目次
問題1 3大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)1gあたりのカロリーは、糖質が4kcal、脂質が9kcalです。では、たんぱく質のカロリーは次のうちどれ?
□3kcal
□4kcal
□7kcal
□9kcal
「4kcal」です
3大栄養素とはエネルギー源となる「糖質」「脂質」「たんぱく質」を指します。これに「ビタミン」「ミネラル」を加えたものを5大栄養素と言います。糖質とたんぱく質は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを発生させるパワーをもっています。ただし、たんぱく質は平常時にはエネルギー源としてより、細胞、ホルモン、酵素、遺伝子、免疫抗体などの構成成分として優先的に利用されます。
問題2 食品を、含まれる栄養素の働きによってグループ分けしたものを「6つの基礎食品群」と言います。この中で「第1群」に当たるものは次のうちどれ?
□穀類・いも類
□肉・魚・卵・大豆製品
□油脂製品
□緑黄色野菜
「肉・魚・卵・大豆製品」です
「6つの基礎食品群」について、家庭科の授業などで習った記憶がある人も多いのではないでしょうか。これは栄養素と体内での働きによって、食品を6つのグループに分類したものです。第1・2群は主に「体を作る素になる食品」が分類されています。その中で、第1群は「肉・魚・卵・大豆製品」などのたんぱく源が多く、主に筋肉や血液になる食品が分類されます。第2群は「乳製品、小魚」など、カルシウムが豊富で骨や歯を作る食品です。第3・4群は主に「体の調子を整える食品」です。具体的には第3群が緑黄色野菜、第4群がその他の野菜や果物です。第5・6群は主に「エネルギーの素になる食品」で、第5群に穀類やいも類、第6群に油脂製品が分類されます。6つのグループからバランスよく食品を選んで食べることで、栄養のバランスも整えることができます。
問題3 「カツ丼」と「豆腐とわかめのみそ汁」のメニューにもう1品プラスするとしたら、おすすめの料理は次のうちどれ?
□ひじき入り五目煮
□ハムとレタスのサラダ
□卯の花
□ほうれん草のおひたし
「ほうれん草のおひたし」です
「カツ丼」はトンカツと卵を使った丼もので、かなりボリュームがありますね。お腹が満たされる内容ですが、野菜はあまりとることができません。みそ汁に豆腐とわかめが入っていることも考えると、緑黄色野菜がとれる「ほうれん草のおひたし」がとてもおすすめです。1食の内容を考える場合は、調理方法や食材が重ならないように心がけると、いろいろな栄養素がとれますよ。
問題4 主食に含まれる糖質を効率よくエネルギーに変えることを意識した場合、おすすめのメニューは次のうちどれ?
□納豆ご飯(胚芽玄米150g+納豆1パック)
□ハムチーズトースト(ライ麦パン6枚切り1枚+スライスハム&チーズ)
□きつねそば(そば乾麺1束100g+油揚げ1枚)
□フルーツヨーグルトのせオートミール(いちご50g・オートミール40g・ヨーグルト150g)
「きつねそば(そば1束+油揚げ1枚)」です
体内で糖質がエネルギーに変わるときは、ビタミンB1が必要です。上記のメニューに含まれるビタミンB1は、上から0.23mg、0.20mg、0.40mg、0.16mg。ここに挙げられているメニューの主食には、すべてビタミンB1が含まれていますが、なかでも「そば」はビタミンB1が豊富です。また、豆製品にも含まれています。そのほか豚肉などにもビタミンB1は多く含まれているため、主食と豚肉料理の組み合わせもおすすめです。
問題5 「必須アミノ酸」の説明として正しいのは、次のうちどれ?
□最も吸収効率のよいアミノ酸の種類
□体内で合成することができないアミノ酸のこと
□アミノ酸のうち、細胞膜や神経組織を構成しているもの
「体内で合成することができないアミノ酸のこと」です
「アミノ酸」とは、たんぱく質の構成成分となるもので20種類ほどあります。そのうち、体内で必要量を合成することができない9種類(成人は8種類)が「必須アミノ酸」と呼ばれており、食事からとらなければなりません。卵や牛乳、肉類などは、このアミノ酸のバランスがよいので、毎回の食事でじょうずにとり入れると良質なたんぱく質を摂取することにつながります。