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フォロワー100万人超の人気料理研究家が解説! 手軽に節約&栄養アップできる“冷凍貯金”テクニック「栄養冷凍」とは

4月は新生活の始まり。進学や就職でひとつ暮らしを始めると、毎日の食事作りが大きな課題になります。そこで登場するのが、手間を省きながら栄養バランスもしっかりとれる「冷凍貯金」というテクニック! ということで今回は、「冷凍貯金」の魅力や具体的なメリット、さらには疲労回復に役立つレシピまで、実践的なアイデアをたっぷりとご紹介します!
Contents 目次
節約にもつながる新習慣!「冷凍貯金」とは?
新生活がスタートするこれからの時期。進学や就職を機にひとり暮らしを始める人も多く、慣れない環境でバタバタと忙しい日々を送る中で、栄養バランスのとれた食事を毎日用意するのはなかなか大変なことですよね。
そこでおすすめしたいのが、時短で栄養がしっかりとれる冷凍貯金術「栄養冷凍」! 事前に食材を工夫して冷凍しておくことで、手軽に栄養をプラスした食事を用意することができるのです!
時短×栄養アップが叶う「冷凍貯金」とは?
「冷凍貯金」とは、食材やおかずを冷凍してストックしておく方法です。では、具体的にどんなメリットがあるのでしょう?
まとめ買いして冷凍貯金をすることで、毎日の買いものの手間を減らすことに繋がります。また下ごしらえ済みの食材やおかずの冷凍で、忙しい日の調理も時短で行うことができます。
食材の栄養価の減少をゆるやかにして長持ちさせられるのも大きなメリット。食材やおかずを冷凍してストックしておくことで、時間がないときも栄養バランスの整った食事がとれます。
食材を最後までムダなく使いきることで、食品ロスを減らせます。また、お買い得な日にまとめ買いすることで食費の節約にも!
「三大冷凍貯金」とは?
「時間」「栄養」「お金」を貯めることに繋がる冷凍貯金ですが、用途に合わせて食材を冷凍することも大切です。押さえておきたいポイントは以下の3点!
「ジップロック®フリーザーバッグ」に肉や魚などの素材を入れ、下味をつけて冷凍しておくことで、時短でメインおかずを作ることができます。
野菜を目的別に「サランラップ®」で小分けして「ジップロック®フリーザーバッグ」に入れて冷凍すれば、手軽に必要な栄養がとれて◎
「ジップロック®フリーザーバッグ」に材料をすべて入れて冷凍しておくことで、電子レンジで温めるだけで、ひと皿分の主食料理を簡単に作ることができます。
冷凍保存には「サラン&ジップ」がおすすめ
冷凍保存をする際にぜひとり入れたいのが「サラン&ジップ」というテクニック。 これは、食材を「サランラップ®︎」で包んでから「ジップロック®︎フリーザーバッグ」に入れ、空気を抜いてからジッパーを閉めて冷凍保存するという方法です。
バリア性の高いので、食材の鮮度を保ち、可食期間を延長(水分バリア性、酸素バリア性)することができ、さらにニオイが強い食材のモレを防ぐ(ニオイバリア性)
密封性が高いため、「鮮度保持力が増す」、「冷凍庫の中が整理され食品ロスを防ぐ効果が増す」といった利点も!
とくに鮮度が劣化しやすい食材や水分が多く小分けが必要な食材、ニオイの強い食材には「サラン&ジップ」がおすすめ! うまく活用すれば、さらに効率的に「冷凍貯金」ができるでしょう。
疲労回復に◎! 「栄養冷凍」レシピを紹介
記事の後半では、 “働く人のための簡単時短レシピ”が大人気の料理研究家・管理栄養士のもあいかすみさん考案のレシピをお届けします。疲れがたまりやすい新生活をサポートしてくれる、簡単&時短レシピなので、ぜひ参考にしてみてください♪
栄養冷凍「疲労回復冷凍ミックスベジ」
【材料(4パック分)】
・ほうれん草…3/4袋(生で約140g)
→固めにゆで、水気をしっかり絞り5cm幅に切る
・トマト…1個(約200g)
→ひと口大に切る
・レモン…8枚
→輪切りにして種をとり除く
【作り方】
(1)下処理した材料を4等分にし、「サランラップ®︎」でぴったり包み、小分けにします。
(2)「ジップロック®︎フリーザーバッグ(M)」にまとめて入れて、なるべく空気を抜き、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存します。
疲労回復には、彩り豊かな疲労回復冷凍ミックスベジがおすすめです。
・トマト:トマトのリコピンは、活性酸素による酸化ストレスから体を守り、疲労回復に役立つ。
・レモン:クエン酸が疲労物質である乳酸が体に溜まらないように働く。
・ほうれん草:ほうれん草に含まれる鉄分は、血液中に含まれるヘモグロビンの材料のひとつで、全身に酸素を運ぶ。
疲労回復冷凍ミックスベジを活用した「サンラータンうどん」
【材料(1人分)】
・冷凍うどん…1玉 (200g)
・卵…1個
・栄養冷凍「疲労回復冷凍ミックスベジ」…1パック
・(A)鶏ガラスープの素…小さじ2
・(A)酒…大さじ1
・(A)酢…大さじ1
・(A)しょうゆ…小さじ1
・(A)水…400ml
・片栗粉…小さじ2
・ラー油…適量
【作り方】
(1)冷凍うどんは商品の表記にしたがって加熱します。
(2)鍋に(A)を入れ、中火で加熱します。沸騰したら凍ったまま「疲労回復冷凍ミックスベジ」を入れて、野菜が解凍して全体が再沸騰するまで煮ます。
(3)片栗粉(水と片栗粉は1:1)を回し入れてとろみをつけます。そこへ溶き卵を入れ、ふんわりかき混ぜます。
(4)丼に(1)を入れ(3)とラー油をかけます。
野菜不足になりがちなうどんも、栄養冷凍を活用すれば手軽に野菜をプラスできて栄養バランスもアップ!
忙しい日々を支える「冷凍貯金」、ぜひ試してみてくださいね! 次回は代謝をアップさせつつ手軽に日々の食事で実践できる「栄養冷凍」活用レシピをご紹介します。お楽しみに♪
<プロフィール>
料理研究家・管理栄養士 もあいかすみ
栄養系の大学を卒業後、食品メーカーに就職。全国チェーンのレストランや量販店など、幅広い業態のメニュー開発を手がける。後、食品領域の広告プランナーとして勤務。忙しく働きながら自炊してきた経験と、管理栄養士の資格を生かして、料理研究家として独立。Instagram で紹介している“働く人のための簡単時短レシピ”が大好評! Instagram フォロワー数100 万人超。(@moaiskitchen)