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(2)加熱OK、NGで油を使い分ける
サラダ油、ごま油、オリーブ油を料理に合わせて使い分けているだけになっていませんか?
「今や油は進化しています。40代になったら自分に合った油を選び、さらに加熱OKな油、NGな油を使い分けましょう。加熱してもいい油とは酸化しにくい油のこと。
加熱してはいけないのは、酸化しやすい油。オメガ3脂肪酸が豊富な油NGの油はすべて酸化しやすく加熱に向きません」(足立さん)
加熱OKのオイルは、オリーブ油、キャノーラ油、サンフラワー油、コーン油、ひまわり油、ココナッツオイル、バターなど。加熱NGなオイルはえごま油、アマニ油、MCTオイル、グレープシードオイルなどがあげられます。
加熱NGな油は、サラダやおみそ汁、スープ、煮ものなどに“あえる&かける”でいただきましょう。
(3)40代でとるべき油はオメガ3で決まり
「加熱調理向けはEVOオイルを常備し、生食用にはオメガ3脂肪酸が豊富なアマニ油、えごま油、しそ油、くるみ油、チアシード油から1本チョイス。生活習慣病の予防を助け、その結果として、老化予防に働きます。外食や市販食品はオメガ6が多いので自宅では意識してオメガ3をとるようにしましょう」(足立さん)
厚生労働省では、オメガ3脂肪酸の1日の摂取量を30〜40代女性では1.6gを目安としており、えごま油、アマニ油ならば小さじ1(4g)がちょうどいい分量になります。毎日適切な量をとり、食べ過ぎには注意が必要です。
一般的なサラダ油などにはオメガ6脂肪酸が多く、とりすぎるとせっかく摂取したα-リノレン酸がDHAやEPAに変わって働くのを邪魔することになってしまいます。いい油をとったら、サラダ油などが多い油系の食べ物をとりすぎないようにしたいものですね。
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足立香代子監修『40歳からのやせる食べ方』(学研プラス)
文・写真/庄司真紀