古くから不老長寿の果物といわれるイチジク。中東が原産で、日本でもなじみ深く、旬の季節には生で食べたり、砂糖漬け、ジャムなどにしてもおいしいですよね。栄養価が高く、女性にうれしい成分も豊富。今回は、カルディで見つけた本場トルコ産とイラン産のドライフルーツのイチジク大小を食べ比べてみました。
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イチジクそのままのドライフルーツ
カルディで取り扱いのイチジクのドライフルーツ。イチジクは身近な果実ですが、国産のイチジクは旬の時に食べるくらいではないでしょうか。甘くて栄養価も高いので、ドライフルーツにはぴったりな気がします。
カルディのものは主に中東産でお手頃価格。砂糖や油なしでヘルシーです。さらにあまり見慣れないようなイチジクもあり、イチジクの種類が豊富にあるのがわかります。
大きさ的に日本で食べられるイチジクに近いのがトルコ産の「白いちじく」です。こちらと豆のように小さいイラン産の「イチジクソフト」もありました。
ぎゅっと上からつぶした「白イチジク」
トルコ産の「白イチジク」は上からぎゅっとつぶした形がかなりインパクトあります。まるできのこか小さいワラジのようです。
皮の部分は圧縮されて薄く、中にボリボリとした食感の種がそのまま入っています。
皮の部分は噛みちぎれますが、弾力があって食べがいがあります。イチジクの味が濃縮されていてとても甘美でジューシーです。
中の小さな種のはじけるような食感もお菓子のクランチみたいで楽しい食感。
気になるカロリーは一袋120gなのですが、100gあたりは308カロリーとなっています。
2〜3個食べて80カロリー弱くらいでしょうか。
お腹が満たされるので、忙しくて食事が取れないときにすばやくエネルギー源になってくれそうです。
食物繊維が多いため、「イチジクを食べすぎるとお腹がゆるくなることがある」と注意書きがありますので食べ過ぎには気をつけましょう。
小粒の「イチジクソフト」
一方イラン産「イチジクソフト」は小粒で豆のようなサイズ感。白イチジクの小さい種類のものです。これならバッグに入れても仕事の合間にも食べられそうです。
見た目はちょっと固そうに見えるのですが、こちらはソフトタイプで食べやすく、ハードグミのような食感です。
薄い皮に包まれてプチプチとした種がたくさん入っています。味はほかのイチジクと同じようにほどよい甘みがあり、イチジクのフルーティな濃厚さが凝縮されています。
イチジクは水溶性食物繊維のペクチンが豊富で、さらにタンパク質分解酵素を含むことから胃腸に良いとされる果物。さらに女性にうれしい抗酸化成分のポリフェノールや女性ホルモン擬似作用のある植物性エストロゲンも含まれています。クレオパトラも愛したともいわれていますね。古来の貴重な果物だと思うと有り難みが一層増してきます。ぜひみなさんもひと口いかがですか?
文・写真/庄司真紀