40歳以降、キレイにやせるのは難しいというのは本当でしょうか。
一般社団法人日本栄養バランスダイエット協会代表・三田智子さんの「モデル体型ダイエット」は、「食べる」だけで、やせても老けることもなく、自然と美しく若返っていくのだそう。なんと、これまで1000人超が実践し、9割以上が成功しているのだとか。このダイエット法についてまとめた『40代からの食べてやせるキレイな体のつくり方』からそのメソッドの一部をご紹介していきます。
Contents 目次
『黄金バランス』で食べることでやせる
三田智子さんの「モデル体型ダイエット」のルールは3つ。1つ目は姿勢をよくすること、2つ目はやせるための運動は禁止、3つ目は3食を『黄金バランス』で食べることです。
そう、今流行りのパーソナルトレーニングや糖質制限ダイエットとは真逆のダイエット方法なんです! でも三田さん自身もこの方法で48歳のとき半年で10kgの減量に成功しています。
『黄金バランス』で食べるには、7つの食品が必要です。
その7つとは、(1)水分、(2)穀物、(3)卵、(4)乳製品、(5)野菜、(6)果物&芋類、(7)肉・魚・豆。
この中のどれか1つでも欠けると体内のエンジンはうまくかからず、やせません。
では1日に何をどのくらい摂取したらよいのでしょうか。
まずは水分と穀物についてみていきます。
1日に1.2〜1. 5リットルの水分を摂取する
「まずは、1日に1.2〜1.5リットルの水分を摂取することを定着させましょう。人間の体の約60 %は水分です。体内に水が十分にないと、代謝がうまく回りません。
おみそ汁やスープなど、食事の中にも水分は含まれていますが、それ以外に少なくとも1リットル以上の水分を摂取するようにしましょう」。
理想はミネラルウォーター(浄水器の水でも0K)。ノンカフェインであれば、麦茶やルイボスティー、黒豆茶、甜茶、そば茶なども「水分」としてカウントしてOKです。
キンキンに冷えたものを一気に摂取するのではなく、時間をかけて飲むことを心がけましょう。
きちんと水分をとることは、むくみや便秘の解消にもつながります。
炭水化物を摂取しないと「健康的に動けない」!
続いては「穀物」(炭水化物)の摂取についてです。
1日3食、毎食穀物を食べるのが「モデル体型ダイエット」のルール。
「穀物を食べないとやせません。炭水化物は、糖質と食物繊維の合わさったものです。歩く、動く、走るなどの運動は、炭水化物に含まれる糖質を分解することで生じるエネルギーを利用してできるようになっています。
つまり、炭水化物を摂取しないと「健康的に動けない」のです。糖質は日常生活を健康的に送るための「ガソリン」と言えるでしょう。糖質があるからこそ、脂肪を燃焼させることができるのです。
モデル体型ダイエット塾の塾生の中には、穀物を3食きちんと食べるようになっただけでやせたという方もいらっしゃいます」。
1食に食べるべき穀物の量は次のとおり。
●白米(ご飯茶碗1杯) 約150g
●食パン(6枚切) 1枚半
●食パン(8枚切) 2枚
●パスタ 2/3人前(1人前は約250g)
●そば 1人前(約170g)
●うどん 1人前(約225g)
上の中から好きなものを選び、1日3食、必ず摂取します。
ただし、ラーメンやパスタは1人前の量が多く、濃い味つけによってカロリーがさらに高くなっているため、外食で食べる場合は、3分の1程度は残すように意識しましょう。
とりすぎていたり、とらなすぎていたりしてもダイエットはうまくいきません。
続編では、それ以外の5つの食品の摂取方法についてご紹介していきます。
文/庄司真紀
参考書籍
三田智子 『40代からの食べてやせるキレイな体のつくり方 』(あさ出版)