30〜40代になると、昔と比べてやせにくくなったと実感している人も多いのでは? そこで23年にわたってヨガ&フィットネス講師を務め、東洋医学にも詳しい山本華子さんに、基礎代謝を効果的に上げる食べものを教えていただきました。
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基礎代謝が低い人は、やせにくく幸せに見えない!?
10~20代のころは食べものやカロリーを減らせば、すぐにやせていたもの。しかし、30代になると、どんどんやせにくい体質に。
「確かに20代のころはカロリーさえ支配すればやせられたと思うんですね。30代半ば以降になってくると、食べてないのになぜか太るとか、食べないと余計太るといった不可解な現象が起きるようになってきます」と山本さん。
確かに、20代のころと食事量は変わらないのに30代に入るとなぜか体型に変化が…。これはどういうことなのでしょうか。山本さんに聞いてみました。
「これは基礎代謝が低下しているから。基礎代謝とは、じっとしていても生命活動を維持するためにいろんな臓器を動かしたり、体温保持したりする活動に必要なエネルギーのこと。この基礎代謝を高めていかないと、体が冷えてしまったり、太りやすくなったりと美容にも健康にも影響を及ぼしてしまいます。
さらに基礎代謝が低いと、疲れやすかったり、顔色が悪くむくみやすかったりするので、ハッピーには見えません。たとえ一時的にダイエットは成功しても、不幸に見えてしまうのはさけたいですよね」と山本さん。
では、次のチェックリストで自分の基礎代謝がどの程度なのか確認してみましょう!
【基礎代謝が低い人のポイントチェック】
- 姿勢が悪い
- 顔色が悪いといわれる
- クマがある
- 肌が乾燥している
- シミやシワが増えた
- 朝なかなか起きられない
- ウエスト周りにお肉がついた
- バストが下がってきた
- 疲れやすい
以上の項目のうち、あてはまる項目が3つ以上あったら要注意です。
とくに30代後半になってきたら、しっかり必要なものを体にとり入れて、動いてくれる体づくりをすることが大事になります。
では、実際に基礎代謝を効率的に上げるには、どうしたらいいのでしょうか?
「基礎代謝を高めるためには、よく筋肉をつけることが大切といわれていますが、近年の研究では肝臓をケアしてあげることが重要といわれています。それには食生活の改善が大事です」と山本さん。
次のページでは、山本さんがおすすめする食生活のポイント5つをご紹介します。