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基礎代謝を高める食習慣5つ
(1) 高たんぱく低脂肪の食事をする
内臓に負担が少ない高たんぱく低脂肪の食事が基礎代謝を高めます。おすすめの食材は、卵、豆腐や納豆などの大豆製品、魚介類(鮭、タコ、イカ、エビ、貝など)、肉類(鶏ささみ、鶏むね肉、豚フィレ肉、牛フィレ肉)、きのこ類(えのき、エリンギ、しいたけ、まいたけ)などがあります。
(2) 腹八分目の食事を心がける
肝臓は、代謝、解毒、消化、血液の貯蔵、体温調節、糖質や脂肪の分解・合成など多くの働きをしています。そこへカロリー過多の食事をお腹いっぱいまで食べてしまうと、肝臓に負荷がかかってしまいます。食事は、お腹いっぱいになる手前でやめる習慣をつけましょう。
(3) アルコールやカフェイン、添加物があるものは控えめにする
アルコールやコーヒーや紅茶に含まれるカフェインの飲みすぎは、肝臓機能を下げてしまいます。また、添加物が多いインスタント食品も肝臓のことを考えるとさけたいもの。これらを摂取する習慣のある人は、摂取する回数を減らしていきましょう。
(4) 肝臓を強化する食べものを意識してとる
おすすめはターメリックやクミンを使ったスパイスカレー。ほか、クコの実やココナッツ(ココナッツオイル、ココナッツパウダー)も効果的。また、血液と体温を上げるために鉄分も重要です。牡蠣やレバー、あさり、しじみなどは血をつくりながらも肝機能を高める食材なのでぜひとり入れてみてください。
(5) 呼吸をコントロールする
深く大きく呼吸ができるようになると、体を温めてくれ、基礎代謝も上がります。おすすめは主に副交感神経を高める腹式呼吸。やり方は、ゆっくりと鼻から息を吸いながら下腹部をふくらませます。その後、鼻から息を吐きながら下腹部をへこませていきます。下腹部を意識すると腹式呼吸がしやすくなります。この下腹部を動かすことは、体幹の一番底の部分でもあるので、美姿勢のための体を支えるのにも効果的です。
*著書 『1ウィーク セフルケアブック 〜自分の身体は自分で治す〜』(ディスカバー・トゥエンティワン)
撮影/山上忠 文/奥沢ナツ