夏になるとさまざまなイベントが始まり、お祭りや縁日ではたくさんの屋台が目に入りますよね。食べ物のいい匂いや雰囲気などで食欲をそそられ、外で食べるとより一段とおいしく感じるものです。屋台にある食べ物は濃い味つけのものが多く、味つけが濃いものを食べると味覚が刺激され食欲が増幅。食べ過ぎの原因となる可能性もあります。でも我慢する必要はありません!メニューの選び方と食べ方を工夫しましょう。
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食べる前に「野菜ジュース」or「炭酸水」を飲む
体に少しでも満足感を感じさせることで、その後に食べる量をコントロールできます。野菜ジュースは100%のものを、炭酸飲料ではなく炭酸水を選ぶことがポイントです。飲みものによって、いきなり食べ始めることを止めることができれば不必要なカロリーもカットできます。コンビニや自販機で買えるので手軽に手に入れることができますね。
食べ過ぎを避けたいメニュー
1. 糖質が多いメニュー
屋台では、糖質・脂質が多いものが数多く並びます。例えばたこ焼き、お好み焼き、焼きそばなど。ベビーカステラやたい焼きなども小麦粉を原材料として使っているので糖質が多いです。そのほかにもりんご飴、チョコバナナ、わたあめなどは砂糖を使用している甘いものなので、食べすぎには注意が必要です。
2. 脂質が多いメニュー
脂質が多い食べ物は「揚げる」調理をしているものが多くあります。唐揚げ、アメリカンドッグ、フライドポテトなどがありますね。特に唐揚げなど衣がついているものだと、油の吸収率が上がるので特に高カロリーです。
屋台でおすすめのメニュー
・イカ焼き
イカには良質のたんぱく質が含まれており、脂質も少ない食材です。そしてよく噛んで食べることから満腹感を得る効果も期待できます。
・焼き鳥
焼くことで脂が落ちます。また、皮つきの部位は避けて、ねぎなど野菜を挟んでいるものを選びましょう。揚げていないので、唐揚げを食べるよりもカロリーを抑えることができます。
・焼きとうもろこし
とうもろこしは糖質が高めですが、糖質を分解しエネルギーに変えるビタミンB1、抗酸化作用のあるビタミンE、便秘解消に役立つ食物繊維が豊富に含まれています。粉物など糖質が多い食べものより栄養価が高くオススメです。
食べたものが脂肪に変わるメカニズム
食事をすると、食べものは体内で糖になり血糖値が上昇します。そして、血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されて、血糖値が調節されます。しかし血糖値を上げやすい糖質をたくさん食べると、血糖値を早く下げなければと急激にインスリンが大量に分泌されます。大量に分泌されて過剰になった糖は脂肪に変えられてしまうのです。
食べ方を工夫しよう!
食べ方を工夫することで、定番メニューを食べても脂肪として蓄積されることを避けることができます。その食べ方とは
1、 食べる順番を工夫すること
先に糖質が少ないものを食べることで血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪蓄積の予防が期待できます。ですので、まずは糖質をあまり含まないイカ焼きや焼き鳥などの肉類や魚介類などのメニューをいただきます。粉ものや甘いものなど糖質が多いメニューは後にもってくるようにしましょう。
2、 人とシェアできるものを選ぶ
糖質や脂質が多い食べ物の中でも、たこ焼き、唐揚げ、ベビーカステラなど一緒にいる人とシェアできるものを選びましょう。「食べる」ことに意識を向けるのではなく「その空間」「相手との時間」「相手との会話」に意識を向けそれらを楽しみましょう。そうすると自然と食べる量も減らせますし、食べること以外の部分にも楽しみが広がるのでより満足度が上がります。
3、 少ない量をよく噛んで食べる
口の中で食べものを噛む時間を長くすれば満足感をさらに感じやすくなります。理想は、ひと口で30回以上噛むこと。よく咀嚼して食べたほうが消化吸収もよくなり一石二鳥です。
日本の風物詩ともいえるお祭りに縁日、そして屋台メニュー。食べ方を少し意識するだけで体の変化は異なります。我慢をせず楽しんで体を整えていきましょう。