チョコやコーヒーの原料となるカカオニブ。抗酸化成分の豊富なカカオポリフェノールが含まれ、“若返りの食べもの”といわれたりする人気のスーパーフードです。味はチョコレートを想像すると…正反対! 今回はカルディのオセアニア・サモアのカカオニブをご紹介していきます。
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手作業でていねいにむいたホールカカオニブ
カカオニブはカカオ豆を焙煎して、外皮と胚芽を取り除いた胚乳の部分で、チョコレートやコーヒーの原料となるものです。
近年、ダークチョコレートの健康効果が取り上げられますが、そのもととなるのがカカオニブ。栄養がぎゅっと詰まったスーパーフードです。
カカオニブは抗酸化成分にすぐれ、ビタミン、ミネラル、鉄分、食物繊維なども豊富。ダイエット、美肌、アンチエイジングにも作用を発揮します。
カルディの『サモアンココ カカオニブ』はサモアで収穫したカカオ豆を発酵させ焙煎し、さらに殻を手作業でていねいにむいたホールカカオニブ。カカオ豆に含まれる栄養をそのまま採ることができます。
そのままかじって食べたり、砕いたものをスムージーやサラダに入れたりして食べることもできます。
苦みを堪能…手軽にエネルギーをアップ
カカオニブは砕いているものも多いのですが、『サモアンココ カカオニブ』はアーモンドのような形を保っています。おやつにするならこちらの形のほうが食べやすいですね。
袋を開けるとふわっとダークチョコレートのような甘い香りがしてきて、その奥にコーヒーのような苦い匂いもかすかにあります。
味のほうはチョコレートをイメージすると、全く違う味なので、良い意味で驚かされます。パリパリとした食感で、噛んでいくとコーヒー豆をそのまま噛み下しているかのような苦味が…。
私は顔が一瞬能面になってしまうほど、苦いと感じましたが、感じ方は人それぞれで、「私は大丈夫!」「健康によさそうな味」という人もいて、そういう人たちはポリポリと食べていました。
しかし、栄養価が高いという面は確かに実感できました。食べた後は鉄分が多いせいか、すぐに元気になれる気がします。疲れていてもやる気が出てきて、なんとなく調子がいい感じが。苦いと思いつつも、1日に3、4個は食べ続けています。
ちょっと苦いのですが、手軽にエネルギーをアップできるカカオニブ。後味がスッキリしていて、ちょうどコーヒーを飲んだ後のよう。チョコレートと同様に、癒しの食べものでもあり、心身ともに活力を補ってくれるスーパーフードです。
文・写真/庄司真紀