運動指導者としてモデルや女優にダイエットやボディメイクの指導を行う森拓郎さん。産後太りの小森純さんを激変させたことでも話題になりました。ツイッターやインスタグラムでは日々ダイエット情報を発信し、「読むだけでやせる!」という人がいるほど人気に。今回は、森さんの名言をまとめ、解説した著書『森拓郎の 読むだけでやせる言葉』から、森さん流のやせる言葉をお伝えいたします。
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昔やせられても、今太っているなら意味なし!
「昔は簡単にやせられた」
「昔10〜20kgのダイエットに成功したけれど、リバウンドしてしまった」
でも今は太っているという人は多い。
これは失敗体験のはずなのに、過去の成功体験として生き残ってしまっているのが問題。
そのせいで同じことを繰り返そうとしてしまう。
まず、以前のダイエット方法ではうまくいかないことに着目しましょう。
野菜しか食べずに毎日ランニングをしていたとか、1日1食だけしかとらなかったとか、ダイエット期間が終わったらすぐにやめてしまうようなムリなダイエットをしていたならば、それは絶対にやめるべきです。
一度はやせられたのに、なぜリバウンドしたのか? その答えは、「ずっと続けられないものはダイエットではないから」です。
あなたが運動嫌いなら運動をしなくてもダイエットが可能な計画のほうが向いていますし、食べておいしく、太らない食べ方を身につけて、一生続けていくのがやせるための近道です。
終わりがないからこそムリなダイエットはしない
「あ〜マジでやせた〜い」と
言ってしまう病の改善がダイエットです。
たとえやせても、この病気が治るとは限りません。
なぜなら、食事制限をすると
一時的にやせることができてしまうからです。
食事制限をやめると、同じ体重に戻るので、また「やせたい病」が発症します。
私がよく言っているのは、ダイエットを「始める」とか「終了する」とか言っているうちは、常にリバウンドする生活を続けているのも同然だということ。
急激な食事制限で体重を落とすダイエットは、平たくいえば、軽い飢餓状態ですよね。そんなものは、一生続けることはできません。ですから、絶対に長くは続きませんし、ストレスも強い 。
でも、本当の意味でのダイエットは、食生活の改善が中心にあります。
「ムダなものや、体によくないものを食べなくても平気な状態」を続けることです。
食事改善は、つらいものではなく、だれにとっても幸せな食生活をめざすことでなければならないと思っています。
ダイエットビジネスにだまされないように
ダイエットには加圧トレーニングが効果的とか、
有酸素運動は筋トレの後がいいか、
ランニングより水泳のほうが効果的とか、
〇〇を食べるといいとかやせるサプリメントとか、
そこの質を高めることじゃないと思う。
世の中のダイエットに対する考えはビジネスにかたよっている。
ダイエットを非日常としてしまうと、効率を求めたり、ある一定時期だけがんばろうという意識が高まります。それは悪いことではありませんし、それがきっかけで変化したという人もたくさんいるでしょう。
けれど結局は、現状の自分の何がダメなのか、今の自分なら何ができるかをもう一度考え直して、ムリのない習慣を身につけるところからはじめることが大切です。
ちなみに、いろいろな 「ダイエットに関する諸説」はビジネスと結びついていることが少なくありません。流行のダイエット法、たとえばダイエットドリンクやサプリメント、高額なジムなどにそのたびに支払っていたら…お金だけを失うカモにならないように気をつけましょう。
ときに厳しく、明確な森さんのダイエット訓。食事の改善はまずは考え方からですね。食欲の秋だからこそ、響く言葉が見つかりそうです。
参考書籍
森拓郎著『森拓郎の 読むだけでやせる言葉 キレイになりたい人のためのパーフェクトダイエット』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)