みなさん、ダイエットは順調ですか? 以前書いた『夏までにダイエットが成功する4つのステップ。「マインドレッスン」ダイエットの方法』のコラムで、ダイエットの成功のカギを握っているのは、「マインド」が重要だとお伝えしましたが、そのほかに食生活も重要です。
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食べものからしか摂取できないよい油(脂肪酸)をとる!
最近、ココナッツオイルが大ブームとなり、油(脂肪酸)が悪者ではないことは随分と知られてきました。それでも、ダイエットのためには、油を控えるべきだと思っている女性は、まだまだ多いのではないでしょうか。
油は決して「ダイエットの敵」ではなく、悪い油かよい油かが問題なので、やせるためにはよい油をバランスよくとることが必要なのです!
さらに、病気予防の働きもしてくれるので、よい油をバランスよくとるよう心がけましょう
今回は、ヘルシーでダイエットにいい油の選び方とそのとり方をお伝えします。
<とるべき油とは?>
人間の体の中でつくることができない油は、必須脂肪酸と呼ばれ、オメガ3とオメガ6がそれにあたります。人間の体の中でつくることができないため、食べものからとらなければなりません!
・オメガ3(αリノレン酸):ヘンプシードオイル、亜麻仁油、えごま油、魚の油など
・オメガ6(リノール酸):紅花油、ひまわり油、ゴマ油、グレープシードオイルなど
オメガ3は、血液中の中性脂肪の増加を抑えてくれます。また、オメガ3やオメガ6でつくられた細胞膜や細胞は、体内で酸素を惹きつけるためこの2つの脂肪酸は、美容・健康面において絶対に必要な油です。
<オメガ3とオメガ6の摂取ポイント!>
オメガ3とオメガ6はたくさんとればよいというものではなく、摂取バランスが重要です。
理想のバランスは…【オメガ6:オメガ3=4:1】
しかし、アメリカではオメガ6とオメガ3の割合は、なんと!「40:1」になっているそうです。日本はどうかというと…おそらく、食生活が欧米化していることを考えると、いまや日本もアメリカと同じような数値ではないかと推測されています。
現代人の食生活では、オメガ6をとり過ぎています。ですから、知らず知らずのうちにとっているオメガ6は控えめにして、オメガ3を積極的にとるように食生活のバランスを整えることを心がけましょう。
しかし、オメガ3については、かなり意識して積極的に取り入れないと不足してしまいます。最近では、小袋に入った亜麻仁油も販売されていますので、持ち歩いて、料理にかけたり、スープやみそ汁に入れたりして積極的に摂取しましょう。
ダイエットにおすすめ!健康になる油4つ
それでは、健康的なダイエットにおすすめな油を4つご紹介します。
(1)亜麻仁油(不飽和脂肪酸・オメガ3)
亜麻という植物の種子、亜麻仁から抽出したオイル。
とり方)ドレッシングや和えものに使ったり、スープやみそ汁に入れて生のままとりましょう。酸化しやすいので、加熱調理は避けて。
(2)ギー(飽和脂肪酸)
ギーは、インドを中心とした南アジアで古くから作られる発酵無塩バターを煮詰め、水分やたんぱく質を取り除いた乳脂肪のバターオイル。
バターよりもヘルシーで、肥満や病気のリスクを下げてくれます。
とり方)熱に強くトランス脂肪酸に変化しないため、炒めもの、揚げものや煮物に使ったり、紅茶、緑茶やコーヒーなどの飲みものに入れてみて。
(3)MCTオイル(飽和脂肪酸)
MCTとは中鎖脂肪酸のこと。MCTオイルは中鎖脂肪酸100%なので、中鎖脂肪酸約60%のココナッツオイルよりもおすすめの油。中鎖脂肪酸は効率よくエネルギーとして使われるため脂肪が蓄積されにくいのです。
とり方)熱に強くトランス脂肪酸に変化しないため、炒めもの、揚げものや煮ものに使ったり、紅茶、緑茶やコーヒーなどの飲みものに入れてみて。
(4)オリーブオイル(不飽和脂肪酸・オメガ9)
酸化しにくいオリーブオイルは、抗酸化作用のポリフェノールが豊富に含まれ、体内で脂肪細胞が増えるのを抑えてくれます。
よい油の選び方)実から油をとって、薬品処理や加熱処理など加工せずそのまま製品になっているバージンエキストラオイルを選びましょう。また、産地が特定できる製品を選ぶとよいです。
とり方)サラダやスープ、みそ汁に加熱せずにそのまま食べて。
以上、ご紹介した4つの油を毎日バランスよくとるように心がけて、健康的にダイエットを成功させてくださいね。