年末年始、糖に油にさんざんとりすぎてしまって、胃や腸がお疲れの人、またちょっと体重が…と気になっている人におすすめのだしのおいしさがポイントのあっさりなのにうまみたっぷりのレシピを紹介します。旬の白菜をたっぷり使い、だしと白みそで煮込んだ食べるスープです。
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■だしをもっと活用してほしい!
こんにちは。インナービューティープランナーの峰村咲子です。
みなさまはお料理を作る際にだしは使っていますか? だしとは、食材を水に浸したり煮出したりすることによってうまみを引き出した抽出液のこと。日本の代表的なだしは、昆布とかつお節の合わせだしですね。でもだしを引くのは少々面倒なイメージがあったりどう活用するかわからず、なかなか手が出しにくいですが、だしを活用することはいいことがたくさんあるのです。
まずは、お料理がおいしくなるということ。
だしには舌で感じる味覚のひとつである「うまみ」が豊富で、このうまみのおかげでお料理がより一層おいしく感じます。
代表的なうま味成分は、
・昆布や野菜類のグルタミン酸
・かつお節などの動物性食品などのイノシン酸
・干ししいたけのグアニル酸
・貝類のコハク酸
を覚えておくといいでしょう。
また、このうまみ成分は2種類以上をかけ合わせることによって、舌で感じるうまみが7~8倍にもなります。これを「うまみの相乗効果」といい、例えば昆布だしだけよりもかつお節や干ししいたけなどと合わせるほうが、よりおいしいということですね。
そして、減塩効果。
だしのうまみが引き出されることにより、最小限の調味料で味つけがすみます。外食やコンビニのご飯を食べているとどうしても塩分過多になりがちです。塩分が多い食事をとり続けていると生活習慣病の危険性やふだんの体のむくみなど、さまざまな症状を引き起こす恐れがありますね。だしを活用して加える調味料を減らし、体にやさしいご飯を作っていきましょう。
最後に大事なだしのメリットは、
だしを活用していくことで甘いものや揚げものがほしくなくなってくる、ということ。だしのうまみ成分にも糖や油と同じ依存性があることが、京都大学農学部・伏木亨先生の実験により判明されました。甘いものやこってりした油ものがおいしい!と感じる神経がうまみ成分にも反応することがわかったのです。つまり、だしのおいしさを感じ、やみつきになってしまえば、甘いものなどをだんだんと欲さなくなってきます。だしを味方につけて甘いものや揚げものに依存しない体を作っていきましょう。
今回ご紹介するレシピは、白みそでこっくり、旬の白菜もいっぱいいただける一品です。昆布だしは鍋で少し水に浸してから煮出してもいいですが、ボトルに一晩浸けて水出し、冷蔵庫保存でも使いやすいですよ。
では、だしを使ったこの冬イチオシのレシピをご紹介します。