毎日忙しくて食事時間が不規則なため、なかなかダイエットがうまくいかない…と嘆いているあなた。しっかり自炊できなくても、ポイントを押さえた食選びができれば、失敗しません。管理栄養士の大越郷子先生に、時間のない朝、帰宅が夜遅い場合などケースごとに、太らない食べ方のコツを教えていただきました。
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毎日忙しくて自炊ができない人におすすめの食事とは?
忙しいと、食べ方や食事時間がどうしても不規則になりがち。そんな人がやせるにはどうしたらいいの?
「ダイエット中は、1日3回の食事でさえ必要な栄養が不足する傾向があるので、時間がないからといって食事を抜くのは間違い。3食きちんと食べることを基本に、今日食べられなかった栄養素は次の日に補うなど、1週間くらいのスパンで調整しましょう。また、食事時間が不規則な人は、食事内容や食べ方を見直して。食事が夜型になるほど、体には脂肪が蓄えられやすくなるので、消化の早いものやカロリーの低いものを選び、寝る2時間前までには夕食を終わらせるように心がけましょう」(管理栄養士・大越郷子先生)
【1】時間がなくて朝食をとれないときは、夜のうちにカンタンなものを用意
「朝が忙しい人は、前日の夜の間にバナナやヨーグルトなど簡単に食べられるものを用意。朝は食べるだけにすれば時間を短縮できます。職場などで食べる場合は、昼食までの間隔が短くならないように9時までに食べ終えて」(大越先生)
【2】「朝はお腹すいてない…」はNG!まずは液体のもので食べる習慣づけ
「朝食抜きは昼食でのドカ食いを招きやすいため、何かしら食べたほうがダイエット的には◎。パンやバナナなど、固形物を食べるのがムリなら、スープや100%の野菜ジュースのように液体のものから始め、朝食を食べる習慣をつけて」
【3】昼食が遅くなっても夕食の時間は遅くせず、少なめで食べる
「昼食はその後の活動量も多く、エネルギーが消費されやすいので、遅くなってもしっかり食べてOK。夜は消費エネルギーが少なくなるので、夕食は21時までに済ませ、おなかのすき具合に合わせて量を調節して」
【4】“プレ夕食”を活用し、夕食が遅いときのドカ食いを防ぐ
「ごはんやおかずなど、カロリーが高めのものはプレ夕食として夕方に食べておき、帰宅後の夕食では野菜スープなど低脂質のものを選んで。ただし、夕食の総カロリーはふだんと同じにすること」
【5】寝るまでに間食してしまうときは、温かい飲みもので食欲を落ち着かせる
「ごはんやおかずなど、カロリーが高めのものはプレ夕食として夕方に食べておき、帰宅後の夕食では野菜スープなど低脂質のものを選んで。ただし、夕食の総カロリーはふだんと同じにすること」
文/熊谷理子、撮影/清水紘子