CATEGORY : ダイエット |食べる
これで肉を食べても太らない!赤身肉でやせ体質を作る2つのルール
それほど高カロリーの食事をしているわけではないのに、なかなかやせない…。そんな人、多いのでは?
「そういう人ほど“肉”を食べていないことが多いんです」と、管理栄養士の伊達友美先生。
肉をしっかり食べている人ほどスリムな体型だったりする理由とは?
「実は、肉は食べたほうがやせやすいんです。肉は、筋肉の材料となるたんぱく質源。とると筋肉がつきやすくなり、代謝アップにつながります。特に赤身肉には、脂肪燃焼を促すL︲カルニチンも豊富。また、肉を食べると体が熱くなる感じがしますが、これは消化するのに多くのエネルギーを消費するから。つまり代謝がアップするのです」(伊達先生)
また、肉にはこんな効果も。
「甘いものを食べ過ぎる人は多いと思いますが、これは肉をとっていないことが原因の場合も多いんです。たんぱく質が不足すると、手っ取り早くエネルギーに変わるものがほしくなり、甘いものに手が伸びる。でも肉を食べると、腹持ちもいいので、甘いものが食べたい欲求が減ります。実際、肉を食べるようにしたら、自然と甘いものを食べたくなくなったという人は多いんです。肉は間食予防にも効果的です」(伊達先生)
ただ、肉をとるときに心がけたいのが“ちょい足し”なのだそう。
「肉は消化が大変なので、消化を助ける生野菜などをちょい足ししましょう。クレソンや大根おろしなどをちょい足しすればOK。消化が促され、やせ効果が高まります」(伊達先生)
Contents 目次
【1】手のひら1枚分の赤身の牛肉か豚肉を1日1回食べる
手のひら1枚分の赤身の牛肉か豚肉を1日1回食べる。
食べる量は、自分の手のひらの大きさ、厚さが目安。焼き肉、ステーキなど、なるべく原形に近いかたちで1日1回食べましょう。食べる時間帯は、午後に長い時間活動するため、昼がベスト。ムリなら夜でもOK。
赤身の牛肉&豚肉の種類
牛
- 牛ももステーキ用肉:脂身が少ない部位の厚切り。食べごたえがあります。
- 牛もも薄切り肉:脂身が少なく、野菜を巻くなど、調理のアレンジが可能。
- 牛もも焼き肉用:ほどよいかみごたえがあり、満足感を底上げ。
豚
- 豚ヒレ肉:脂身が少なく、きめ細かで柔らかな部位。ソテーなどに。
- 豚もも薄切り肉:豚赤身の代表的な部位で、どんな料理にも活用できます。
番外編
- ビーフジャーキー:牛もも肉を味付けしてくん製したもの。常温保存で間食に。
【2】野菜や薬味を“ちょい足し”して、消化をサポート
肉は消化が大変なので、生の野菜や薬味を組み合わせるとやせ効果がUP。
おすすめのちょい足し薬味
- にんにく、わさび
どちらも抗菌作用がある食材。にんにくには体を温める作用、わさびには消化促進作用も。 - おろししょうが
体を温めて代謝を高めるうえ、胃液の分泌を活発にして消化を促す効果があります。 - おろし大根
たんぱく質分解酵素が豊富。おろすとさらに酵素が活性化し、肉が消化されるのを促進。 - ピクルス
発酵食品のピクルスは、酵素も補給できておすすめ。同じ発酵食品のザワークラウトも◎。 - クレソン
血液をサラサラにするポリフェノールが豊富。生で食べれば酵素も補給できます。
※ 肉をとり入れれば、他の食事は特に変えずに食べてOK。お菓子はムリにやめなくてもよいが、クッキーなどの小麦粉のものは避ける
監修/伊達友美、取材・文/和田美穂、撮影/泉健太