ダイエット中に誘われた外食や宴会、断るわけにもいかないし・・・。
そんな状況でも、糖質や脂質が少なくて、太らない調理法のメニューを選べば、ダイエット中でもこわくないんです。
「糖質や脂質が少ないメニューを選ぶことが最大のポイント。洋風や中華よりは和風、野菜が多い、薄味、などが選ぶ目安です。肉や魚は部位によってカロリーに大差があるので、脂の少ないものを。また同じ素材でも調理法によって油の量がグンと増えるケースもあるので要注意。焼く、煮る、炒めるなどの調理方法で、もっともヘルシーなのは"蒸す"。中華料理で"揚げる+炒める"と油を2回使うものは、とくに高カロリーです。ただ、こういったものでどうしても食べたいメニューがあるときは、他を炒め物でなくゆで物にするなど、調整して」
逆に、上手にメニューを選ぶことで、外食や宴会をダイエットに利用することもできるそう。
「海藻サラダや豆腐料理、豆製品が多く含まれているもの、ラム肉など、ふだん家では食べられないようなメニューや部位を選ぶと、ダイエットだけではなく健康管理にも役に立ちます」
メニューを上手に選んで、ストレスなく乗り切りましょう!
Contents 目次
【1】つまみ
迷ったときには、お袋の味をチョイス!
冷奴、もずく酢、だしまき卵などの"お袋の味"がおすすめ。低カロリーで油の使用量が少なく、野菜が入っているものが多いのも特徴。さらに、たこわさや枝豆にはビタミンB群が含まれているので、アルコールの代謝もUPします。お袋の味の中でも例外はなすの揚げびたし。なすは油をよく吸うため、野菜とはいえ高カロリー。
【2】サラダ
洋風よりも和風を選ぶと安心!ドレッシングの種類や量にも気をつけて
見ためがグリーンの色合いのものが◎。マカロニやポテトサラダは、マヨネーズが多く高脂質。ヘルシーそうな春雨サラダは、春雨がドレッシングを吸って高カロリーなうえ、ポテトサラダ同様、炭水化物が多いので気をつけて。さらに注意すべきはドレッシング。選べるならノンオイルで。ドレッシングは別で注文し、かける量を調節するのが賢い方法。
【3】魚料理
低脂質、低カロリーだけど油断は禁物。部位や調理方法もチェックして
一般的に魚料理は脂質が少なくて低カロリー。でも種類や部位、調理方法によって差があるので注意しましょう。お刺身ではまぐろのトロ、ぶりなどが脂肪分豊富でカロリーは高め。あさりの酒蒸しはバターがたっぷり使われているので、汁は残して。また、女子が好きなえびマヨは、油で炒めるうえにマヨネーズたっぷりなのでさけたい。
【4】肉料理
選ぶなら、鶏肉!さらにヘルシー部位を選ぶと◎
牛や豚にくらべると低カロリーな鶏肉。皮がついていたら、できればはがして食べるなどの工夫も。イチオシの焼き鳥はホルモン系などのヘルシーな部位や野菜で巻いてあるもの。味付けはたれではなく、塩に。また、フランクフルトソーセージやスペアリブなどは、取り分けたときに1人分の量が多くなりがちなことを忘れずにメニュー選びを。
【5】スイーツ
和風か、あっさりした食感のデザートを選んで
どうしても食べたくなるデザート。しっとりした食感のタルトにはバターや薄力粉がたっぷり。逆にシフォンケーキなど、スポンジふんわり系は低カロリー。また、トッピングに欠かせない生クリームには脂質が多く含まれているので要注意。
安心なのは、和系のスイーツのほか、ゼリーやシャーベットといったあっさりした食感のもの。
監修/金丸絵里加、取材・文/吉野玲、撮影/布川航太