「脚のむくみが気になる!」「下半身に脂肪がつきやすい……」それって塩分のとり過ぎかも!? 塩分をとり過ぎると、むくみを引き起こして太りやすい体になってしまうのです。塩分とダイエットの気になる関係について早速チェック!
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むくみを放っておくと、代謝が落ちて脂肪ためこみモードに
ラーメンやそばなどの汁、漬け物、ハムやベーコンなど肉の加工品、惣菜パン、スナック菓子……。下半身太りが気になる人は、普段からこれらの味の濃いものを食べ過ぎていませんか? 塩分をとり過ぎると、血中のナトリウム濃度を薄めるために、体が水分をためこもうとします。すると、細胞間に水分がとどまり、むくみの原因に。むくみをそのままにしておくと、血液やリンパ液の流れも滞るので、代謝が落ちて脂肪ためこみモードになってしまうのです! お尻や太ももの裏などに発生する “セルライト”も、代謝の悪さが原因でできる脂肪のかたまり。むくみはそのままにせず、なるべく早めに解消することが大切です。そのために必要なのが塩分のとり過ぎに気をつけること。上手な塩分カットのコツをご紹介!
むくみ解消! 上手な塩分カットのコツ3つ
1.カリウムが豊富な食材を活用
カリウムは、塩分排出を促すミネラル。味の濃いものを食べ過ぎてしまったら、カリウムを意識してとることを心がけましょう。カリウム豊富な食材は、海藻、パセリ、いも類、アボカド、キウイなど。アボカドやキウイを使った朝ジュースでデトックスするのもおすすめ。
2.薬味やスパイスで味に変化を
にんにくやしょうが、わさび、ねぎなどの薬味で風味をプラスすれば、薄味でもおいしく食べることができます。唐辛子やカレー粉などを使って、味に変化をつけるのもポイント。これらの薬味やスパイスには体を温める作用もあるので、冷えの解消にも◎。
3.酸味で塩味を引き立てる
レモンやかぼすなどのかんきつ類を上手に使うことで、塩味を引き立てることができます。酸味を加えれば、少量の塩分でも満足度アップ! 手作りのポン酢やドレッシングに活用したり、和え物にプラスして味にアクセントをつけて。
この他、料理をするときは調味料の分量を計る、醤油やソースは直接料理にかけずに別皿に入れ、つけて食べるなどの工夫を。
厚生労働省のナトリウム摂取基準が、低めに変更
2015年に入り、高血圧予防の観点から、厚生労働省が推奨するナトリウム(食塩相当量)摂取基準が変更。18歳以上男性1日9.0g未満(2010年版)から8.0g未満(2015年版)へ、18歳女性1日7.5g未満(2010年版)から7.0g未満(2015年版)へとこれまでよりも値が低めに。厚生労働省の調査によると2013年における塩分平均摂取量は、男性1日11.1g、女性9.4gと摂取基準よりもオーバーしていたそう。むくみをためないためにも、薄味を心がけていきたいですね。
塩分の摂取量に気をつけて、健康&ダイエットに役立てていきましょう!
文/eko