ダイエットをするにあたり、毎日、目標通りの理想的なライフスタイル、食事メニューを実践できたら、それがいちばんよいのですが、そううまくはいかないものです。
そこでおすすめしたいのが、1週間単位で食事量を管理する「プチ断食」ダイエット。1週間のうち数日だけ、しかも夕食だけ、カロリーを控える日を設ける。これなら続けられそうな気がしませんか?
数多くのトップアスリートやモデルたちに、コンディショニングやボディメイクを指導している桑原弘樹先生によれば、「本格的な断食は専門家の指導を受けずに素人が行うと、体を壊してしまう危険性が高いですが、『プチ断食』は体調をくずすこともなく、リバウンドもしにくく、上手に体重を落とせる方法」なのだそうです。
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朝と昼は食べていい! 夕食でのカロリー調整をしよう
「プチ断食」の具体的な方法はとっても簡単。朝食と昼食はいつも通りに食べてよいのです! そして週に2回だけ(できそうな人は3回)、夕食の量を通常より少なくするだけでOK。コンビニ・フードなどを利用して、手間なし夕食の日にしてしまいましょう。
例えば、おにぎり1個、サラダ(ドレッシングはノンオイルのものを)、そしてプロテインか必須アミノ酸のサプリというメニュー。プロテインは運動選手が筋肉をつけるためのもの、という認識は損。高たんぱく・脂質ゼロなので、ダイエットにも最適です。
「これでどうしてもおなかが空いてしまう人は朝食を増やしてもらうわけですが、朝までガマンできそうにない場合は、炭酸水を飲むとおなかがふくれるのでおすすめです」(桑原先生)
今、ダイエットの世界で何かと悪者にされがちなのが糖質。しかし、私たちの体のエネルギー源として糖質は重要です。「糖質を大幅にカットしてしまうと、体内のエネルギーが限りなく足りなくなって日常生活に支障が出てしまう。『プチ断食』は朝と昼に充分な糖質を摂取しているので、健康的にやせることができるんです」(桑原先生)
脂肪を燃やすためにも、夕食カットは効果的
寝ている間も、脂肪は燃えているのだそう。
「睡眠時代謝といって、睡眠中も代謝は行われているのですが、睡眠時に空腹状態であると脂肪はより燃えやすくなるのです」(桑原先生)
「プチ断食」を行った日は、胃がからに近い状態で眠ることになりますから、脂肪燃焼にも効果的な方法ということ。ただし、燃焼効果が現れるのに1か月くらいはかかるそう。寝るだけでいいのですからラクラクですが、じっくり取り組むのが大切です。
朝と昼は好きな食事を楽しんでも大丈夫! ムリせず週2回から始めてみませんか。