自分は睡眠トラブルとは無関係!そんなふうに思っていませんか?
実は、やせない、肌荒れなどの不調を招いているのは睡眠の質が問題かも。
医師の古賀先生によると、最近、睡眠時の悩みの初期症状である「かくれ不眠」が増えているのだそう。
「かくれ不眠とは、寝不足と不眠の間にある、軽度で短期の不眠状態のこと。睡眠に悩みや不満を抱え、日常生活に影響があるのに、睡眠の重要性に対して認識が低いため、何もしていない人がほとんどです」
睡眠はストレスそのものを弱める作用がある、とても大切なもの。まずはチェックリストで「かくれ不眠」にあてはまるかチェックしてみましょう!
Contents 目次
まずは「かくれ不眠」チェック!
□寝る時間は決まっておらず、毎日ばらばらである
□平日に寝られないため、休日に「寝だめ」をする
□起きたときに「よく寝た」と思えない
□寝付きがわるいことが多い
□夜中に何度も起きてしまうことがある
□思ったよりも早く起きてしまうことがある
□よく昼間に居眠りしてしまうことがある
□集中力が途切れがちで、イライラすることが多い
□最近、面白そうなことがあってもあまりやる気が出ない
□自分は寝なくても大丈夫な方だ
□眠れないのは異常ではない
□仕事が忙しいと、寝ないで夜遅くまで頑張ってしまう
チェックがついた項目が多いほど、かくれ不眠の可能性大。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、チェックが多くつく傾向があるそうです。
かくれ不眠は大きく5つのタイプに分かれます。それぞれどんな特徴があるのか知ることから始めましょう。
【眠りが浅いタイプ】途中で目が覚める。現代人に最も多いタイプ
睡眠時間はとれていても、夜中に何度か目覚めてしまうなど、眠りが浅いために良質な睡眠になっていません。
かくれ不眠者全体の、約1/3といちばん高い比率を占めます。
【生活不規則タイプ】仕事や遊びが忙しくて睡眠が犠牲に!
生活パターンが不規則なため、睡眠が削られています。本人はあまり睡眠不足を苦にしていませんが、知らぬ間に脳が疲れたり、身体機能のバランスを崩している恐れあり!
【自分は大丈夫タイプ】女性に多く、不眠症に近い危険なタイプ
「自分は眠らなくても平気」と、無意識のうちに睡眠を犠牲にしています。こうした生活が続くと、やがて本格的な不眠症に陥る危険性が大。実はもっとも問題の多いタイプ。
【高ストレスタイプ】イライラするなど、メンタルな問題が顕在化
不十分な睡眠(量と質)によって、様々なストレスが現れている恐れがあります。この状態が続くと、日々の生活にさまざまな不満を抱いたまま過ごすことになりかねません。
【初期かくれ不眠タイプ】睡眠トラブルが本格化しないように注意!
現時点ではまだ軽度のかくれ不眠症状が見られる程度。しかし、睡眠について何らかの悩みがあることは間違いなく、今後他のかくれ不眠タイプに移行する場合も。
あなたはどのかくれ不眠タイプでしたか?もはや現代病とも言えるかくれ不眠ですが、毎日の生活を見直すだけでも十分マネージメントできるとか。
次回は「脱かくれ不眠」の方法をお教えします!
監修/古賀良彦、取材・文/野上郁子<オフィスhana>