ダイエットをしていたり、普段から食事に気を遣っていても、飲み会や結婚披露宴、食べ放題ランチやディナーなどで、つい入ってしまう「食べ過ぎスイッチ」。でも、立て直せれば問題ありません。大切なのはその「立て直し方のポイント」です。
Contents 目次
48時間の間で食べ過ぎは立て直せる
「余分なエネルギーは、ただちに脂肪になるわけではありません」と教えてくれたのは、管理栄養士・金丸絵里加先生。先生いわく「1日くらい食べ過ぎても、すぐに太るわけではない」とのこと。
「とり過ぎたエネルギーは、ひとまず肝臓に運ばれます。そこで余分な糖質や脂肪が体の脂肪細胞に蓄えられ、余分なたんぱく質(アミノ酸)は尿として体外に排泄されるのですが、それまでの時間がおよそ48時間。この48時間の間に食べ過ぎた分を調整するのがポイントんです」
「とにかく投げやりにならずに、もう一度食生活を改善することが大切」と金丸先生。では、上手なリセット方法にはどんなものがあるのでしょうか。
食べ過ぎたから1食抜き!はNG、バランスよく3食がポイント
「食べ過ぎたから1食抜けばいい」「今日は炭水化物を抜こう」「春雨だけ食べよう」などと思ってしまうかもしれませんが、そうした断食や○○抜き、○○だけといった食事では栄養バランスが悪くなりますし、免疫力が低下することも。量を減らしつつきちんとバランスよく食べるのがポイントです。特に、体の構成成分であるたんぱく質は欠かさずに、主食である糖質をいつもより減らすと○。
例)
朝食:ヨーグルト入りのフルーツ、または野菜のスムージー
昼食:焼き魚定食
夕食:湯豆腐(冷奴)、野菜炒め、ほうれん草のお浸し、かきたま汁
食べ過ぎを立て直すポイント3つ
前日食べ過ぎたからと言って、無理な食事制限をするのはNG。3つのポイントをおさえて上手に立て直していきましょう。
- 摂取エネルギーの調整をする
太る原因は、摂取エネルギーが消費エネルギーより過剰になった場合。食べ過ぎた翌日は、いつもより食事量を少なめに。 - 食物繊維や水分を多めにとる
便秘気味の場合は、食物繊維の多いものを選んだり、水分を少し多めにとって、体のなかのめぐりをよくしましょう。 - ビタミンB群で代謝を促す
ビタミンB群を含む食品(玄米、納豆、まぐろ、バナナなど)は、三大栄養素を体のなかにうまくいきわたらせる作用があるので、それらを含む食品も上手にとり入れましょう。
翌日に食事の調整を意識すれば立て直せます。一度の食べ過ぎであきらめずに、食べ過ぎをリセットしていきましょう。
FYTTE編集部