シリアル食品のひとつとしてお手軽朝食に人気のグラノーラ。ダイエット中にもおいしくヘルシーに食べるポイントを管理栄養士の金丸絵里加先生に聞きました。豊富な栄養素を一気に摂れるイメージがありますが、実は糖質、脂質たっぷりなので食べ方に注意が必要なのです。
Contents 目次
あっという間にダイエットに適さない食品に……
グラノーラは、オールドオーツ、麦、玄米などの穀物加工品を、ナッツ類やドライフルーツと一緒に砂糖やシロップなどと混ぜて焼いたシリアル食品のこと。
「糖質や脂質が高く、おかしのような要素もあるグラノーラ。食物繊維や、ドライフルーツに含まれるビタミンやミネラル、ポリフェノール類など栄養成分が豊富に含まれますが、どんな素材が含まれているか、また、食べ方次第でダイエットにも向きますし、あっという間にダイエットに適さない食品にもなります」(金丸先生)
それでは、ダイエットに適したグラノーラの選び方には、どんな工夫が必要なのでしょうか。
「まずは購入する前に素材を確認すること。素材の中に砂糖をたっぷりかけたコーンフレークが多いと、おかしのような甘さがありあまりダイエットには適しません。カロリーをチェックし、小麦やオーツ麦、ナッツ類、ドライフルーツが主軸となっているものを選びましょう」(金丸先生)
豆乳やサラダがオススメ グラノーラの太らない食べ方
栄養バランスが整っているグラノーラの選び方の工夫がわかったところで、さらに食べるときのポイントを金丸先生が教えてくれました。ポイントは3つです。
ポイント1 1食50gを目安に
「忘れてならないのは、グラノーラは食べ過ぎると太る食材に早変わりすること。物によって多少異なりますが、1食50gで200~250kcalになるので、その分量をきちんと計算して食べましょう。見た目は少なめなので、計量しないとついつい食べ過ぎてしまいます」(金丸先生)
ポイント2 脂肪をカットするには低脂肪牛乳を
「牛乳をかけて食べる方が大半かと思いますが、低脂肪牛乳や無脂肪牛乳を選んで脂肪を少なくしましょう。ヨーグルトも同様に、無脂肪や低脂肪のものを選んでください。無調整豆乳もオススメです」(金丸先生)
ポイント3 サラダにかけて満腹感アップ
「サクサクした食感で、サラダにかけてもおいしいグラノーラ。カサもアップして食べ応えもありますし、野菜に卵などのたんぱく質を加えれば、栄養バランスもよくなりますよ」(金丸先生)
いかがでしたか。食べ過ぎに注意すれば、栄養バランスもよく手軽な朝食に最適。まずは50gがどれくらいの分量か、目安を知ることから始めましょう。
文/田中瑠子