大型連休がスタート。今年はうまく休むと10連休になるということで、国内・海外問わず旅行を計画している人もいることでしょう。でも「どこへ行っても混んでるし、高いし、映画や海外ドラマでも観まくろうかなぁ」なんて思っている人も意外と多いかもしれません。そんな、ちょっぴり暇を持て余しているあなた、この連休を有効活用して、ダイエットにチャレンジしませんか? 最近なかなか体重が落ちなくて、とお悩みならば、この短期集中ダイエットで一気に蹴りをつけましょう! リバウンドなしの医師おすすめの確実な方法です!
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1日に5回に分けておかゆを食べる
「せっかく連休を生かすのだから、平日ではできない思いきった食事の変革が必要です。そこで私がおすすめするのが、おかゆダイエット。これは、ふだんは患者さんに指導している方法です。本来は1日3食をおかゆにするのですが、それを2週間続けたら体重が平均で10%減ったというデータがあります。おかゆだけなんてハードと思うかもしれませんが、短期間だからこそ挫折しないでできるんです。今回の場合お休み中で、特にすることなく1日過ごすと長いので、食事の機会は5回設ける方法をとりましょう。最短1週間、最長でも2週間で行うものなので、連休に行うのがピッタリです」(土田隆先生)
そもそも、なぜおかゆなのでしょう?
「ごはんは、消化がよくて腹持ちもいいものですが、おかゆとなるとさらにそのほとんどが水分となり、消化のスピードが格段に上がります。だいたい2時間位で胃を通過してしまうんですね。これがお肉だったら4時間ほど消化に時間がかかります。ですから、おかゆなら、食べて→消化・吸収し→排泄するという代謝のサイクルが速くなり、やせ効率もアップします。また、水分が多いぶん、通常のご飯んと比べてもカロリーも糖質も低くなるので一石二鳥です」
1日5食、3時間半ごとにおかゆを食べる
「今回の5回食では、睡眠時間以外を3時間半で区切って食事をすることになります。1回に食べるおかゆは、お茶碗2杯程度。より簡単にレトルトのおかゆを使ってもいいですね。こちらでも1パックで150kcal位しかないので、2パック食べてOK。それでも5食で1日1500kcalしかありません。おかゆにも卵がゆとか鮭がゆとかいろいろあるので、ぜひ飽きないように味を変えましょう。
おすすめは鮭フレーク。鮭からは、たんぱく質もとれますし、良質な油もとれます。逆におすすめしないのは塩気の強いもの。塩分は食欲を増進させるので、あまり味つけの濃いものは避けたほうがよいでしょう。また白米ではなく、玄米などのおかゆのほうがよりヘルシーでよい、と思う人がいるかもしれませんが、それは間違い。玄米などは消化のスピードが低下するので、今回のダイエット法ではおすすめしません。ぜひ白米で行ってください。そしておかゆではありますが、流し込むのではなく、しっかりゆっくりかんで食べてください。もちろん、おかゆ以外は何も食べてはいけません。水分はいくらとってもよいですが、水やお茶など糖分のないものを選びましょう」
次の食事まではウォーキングで、さらに脂肪を燃やす
「おかゆを食べて上がった血糖値は2時間程で下がります。食間の時間を考えると次の食事まではまだ1時間半ほどあり、そこで、何かを口にしては台無しです。そんなときはウォーキング! 1時間ぐらい歩きに出ましょう。ちょうど食間が4回あるので、東西南北の4方向にそれぞれ出かけていくと飽きなくていいですね。
ウォーキングというと大股かつ速足で歩く人がいますが、それでは逆効果。心拍数が上がり過ぎてしまうと、脂肪は燃えません。ブドウ糖を使ってしまうので、むしろ糖質を欲してしまいます。脂肪を燃やすウォーキングとは、歩幅60㎝くらいでゆっくり歩き、腕もしっかりゆっくり振って歩くこと。だいたい1秒に1歩。つまり1分で60歩ですので、それがいかに、ゆっくりで距離も短いかわかりますね」
やり方は簡単だから早速やってみようと思うけど、連休が終わって、また通常の生活に戻ったら、あっという間にリバウンドしそうな気がします…。
「それは、心配ありません。おかゆダイエット中にあなたの胃はすっかり小さくなっています。そのため、いろいろ食べたい! と思っても、正直あまり食べられなくなっているんです。このダイエットの目的はこれです。おかゆダイエットで体重がガクンと減る人もいますが、無駄な食欲がなくなった、食べ過ぎなくなったという声も多いんですよ。ぜひ、このタイミングを有効に使って、食欲のコントロールをしてみてください」