ダイエットや健康にとって、食は欠かせないもの。いわゆるヘルシー食材は、流行廃りがあるものの、続々と新しい物が世に登場し続けています。ダイエットや健康に関連した食の流行も予感できる展示会「FOODEX JAPAN 2016」を見学し、次なるヘルシー食材の流行を探ってみました。次に流行るかもしれないスーパーフードやグルテンフリーの食材などを一挙に紹介します。
Contents 目次
国内・国外から食材や商品が集まるので次の流行がわかる!
「FOODEX JAPAN 2016」は3月8〜11日に、千葉県・幕張メッセで開催されました。正式には第41回国際食品・飲料展という名称で、国内外からたくさんの食品バイヤー・購買担当者が訪れて、商談を繰り広げる展示会です。世界78ヵ国・地域から過去最多の食品・飲料メーカー・商社ら3,197社(国内1,262社、海外1,935社)が出展したという大規模なもの。
商談の場ですので、一般の生活者を対象にした展示会ではありませんが、これから市場に売りだそうとしている食材、商品が一同に会するため、今後の食に関する方向性を感じとれることができる場なのです。必ずしも健康やダイエットなどの食材に特化した展示会ではありませんが、それらに関連した食材の展示がとても多かったという印象です。ヘルシー食材がますます注目されていることの現れなのでしょう。
今後も続々出てくるスーパーフード。今年はグルテンフリーに注目?
実際に広い会場内を歩いてみて、気になった食材や商品を紹介していきましょう。健康やダイエットに関連した食材や商品についての印象をまとめると、今やすっかり定着しつつあるスーパーフードを活かした商品はとても多かったように思えました。また、海外では一般的ですが、まだ日本では浸透していない「グルテンフリー」を称した商品が目立ちました。今年は「グルテンフリー」の商品が注目されそうです。
白樺の木からとれたバーチウォーター(輸入元:山本商店)。砂糖不使用なのに、自然な甘味があり飲みやすいです。今後発売予定とのこと。
有機JAS認定取得、人工甘味料不使用、グルテンフリーの、大人から子供まで安心して食べられるオーガニック・グラノーラ(輸入元:山本商店)。小さい固形なので、小腹がすいたときのおやつにも良さそう。
オーストラリア産のキャロブを使った製品(輸入元:イートラボ)。キャロブはマメ科の植物でチョコレートの代わりに使われることもあるそう。こちらもグルテンフリー。キャロブで作られたチョコレートを食べてみましたが、少し苦めのチョコレートのような味で、チョコレートだと言われたら分からないかも。
主にこんにゃくを使って作られたマンナンミート(ハイスキー食品工業)のハンバーグ。ほとんどこんにゃくの味は分からず、普通のハンバーグそのもの。残念ながらマンナンミートそのものは業務用で小売はされていません。
食に精通した「美食女子」が売れ筋を選ぶFOODEX 美食女子グランプリで今年度のグランプリを受賞した「グルテンフリー キヌアクッキー プレーン」(だるま味噌)。小麦粉を使用せず、米粉と大豆粉で作った糖質低減のクッキーにキヌアが練り込まれています。キヌアを使った商品は会場でよく見かけました。
美食女子グランプリで「ZAKKOKU」と「GINGER」が受賞した「京だし玄米粥シリーズ」(八代目儀兵衛)。特殊な真空調理法により、“玄米”をやわらかく加工しているそう。玄米とは思えないやわらかさでとても食べやすかったです。低カロリーですし、ダイエット時にもよさそう。
スーパーフードの代表格として挙げられるチアシード。扱っているメーカーは多数ありました。今後もチアシードの商品はますます増えていきそう。
いかがでしたでしょうか? 未来の流行フードがもしかしたらこの中にあるかもしれません。とはいえ、スーパーフードにしても、グルテンフリーの商品にしても食べて痩せたり健康になる、というわけではありません。どんなに流行していたとしても、自分の体質や体調に合わせて上手に選んでヘルシー食材をチョイスしたいですね。
文/FYTTE編集部