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やせられないのは、体質に合ったダイエットをしていないから? 4タイプの体質分析チャートでチェック!
「食事制限で一番大切なことは、まず、自分の体質を知ること」と話すのは、大手プライベートジムにて栄養指導を行っていた管理栄養士の高杉保美さん。高杉さんも半年で15kgの減量を達成しています。高杉さんのメソッドでは太る原因となる体質は4つに分類されます。今回は、高杉さんの著書『やセレクション ~これを選んで食べたら、15kgやせました~』から、太りやすい4つの体質をお伝えしてきます。さて、あなたはどのタイプ?
Contents 目次
【高杉式ダイエットメソッド】4タイプから自分の体質を知ろう
まずは以下のチャートより、自分の体質のタイプをチェック!
結果はいかがだったでしょうか? A~Dまでの4つのタイプに分類されます。
では、こまかく各タイプを見ていきましょう。
A 糖質過剰タイプ
米を主食としてきた日本人は、糖質に頼った食生活をつくり上げてきていて、 普通に食べていても糖質過剰ぎみ。ごはん茶わん1杯程度の白米には約55g、角 砂糖にして約14個分の糖質を含んでいるのです。これを三度三度食べ、スイーツなども毎日とっているとしたら、非常に大量の糖質を食べてしまっていることに。
糖質過剰になると、血糖値が上がって肥満ホルモンのインスリンが分泌され、 脂肪をため込むことになります。また、カロリーの多くを糖質でとることになり、栄養不足になってしまうデメリットも。でも、少しの工夫で改善できるので、あきらめないで!
B 脂質過剰タイプ
最近は糖質オフダイエットがブームで、「肉はどれだけ食べてもいい」といわれるようになっています。けれど、肉に偏った食事は、一歩間違えると脂質のとりすぎを招く危険もあります。
脂質は三大栄養素のひとつで、人間の体には欠かせない成分です。ただ、現代の食生活には悪い油があふれ返っています。肥満の原因になるだけでなく、体のさまざまなところで健康を害するので、脂質過剰タイプでは、悪い油を控え、よい油におきかえていくことがポイントです。
C 代謝不良タイプ
代謝とは、正式には基礎代謝といい、運動などをしていなくても使うエネルギーのことです。人間の体は、心臓や消化器といった内臓を動かし、体熱を生み出すのに多くのエネルギーを使います。基礎代謝は女性で約1010 ~1210kcalと、1日のエネルギーのほとんどを占めています。
食事でエネルギーをとりすぎていないのに太っている、やせない、という人は、 この基礎代謝が下がってしまっていると考えられます。大きな理由は筋肉量の低下で、年齢の影響と運動不足が原因です。
また、筋肉量が少ないこととも関係しますが、体温が低いのも低代謝の要因です。このタイプでは、栄養のとり方を工夫し、代謝を上げていくことがダイエットのポイントになります。
D ビタミン・ミネラル不足タイプ
小食だからといってスタイルがよくなるわけではありません。むしろ、食べないことが肥満につながるケースも多いのです。
人間に必要とされているのは、三大栄養素の糖質・脂質・たんぱく質に加え、 ビタミン、ミネラル、食物繊維の6種類です。これらは体の組織や機能を維持するために必須ですが、同時に健康的な体形を保つのにも役立っています。
とくに ビタミンとミネラルは、エネルギーとなる三大栄養素の代謝にかかわり、不足すると太りやすくなってしまうのです。ビタミンとミネラルは、度重なる外食や飲酒などで大量に消費され、不足しがちになってきます。そんな人は、食事の栄養バランスを意識し、サプリメントを利用するのも有効です。
体質を知ることで、ムダなガマンをせず、ストレスフリーでやせることができます。この感覚を得られる手立てになれば幸いです。
文/庄司真紀
参考書籍
高杉保美著『やセレクション ~これを選んで食べたら、15kgやせました~』主婦の友社