7月に入り早いもので、もう今年も半分過ぎました。これから本格的な夏の暑さを迎えるころですが、夏に向けてダイエットに力を入れる人も多いと思います。前回は「グルテンフリーダイエット」を始めたいと思っている初心者の人に向けて、基本的なグルテンフリー食材についてご紹介しました。今回は調味料についてです。
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調味料は食品添加物を使っていない本物(上質なもの)を選ぼう!
じつはグルテンフリー食生活の実践でいちばんの難関は、調味料にあります。パン、パスタ、ラーメン、うどん、スイーツなどの小麦粉食品は形に見えやすいため、「食べない」という選択肢ができます。ところが、調味料の中には食品添加物という形でグルテンが混入していることもあり、知らずのうちに摂取してしまうことになります。
また、しょうゆとみそでは、原料そのものに小麦が使用されていることもあります。昔ながらの「丸大豆しょうゆ」の原料は、大豆、小麦と塩です。これらの原料に麹菌・酵母・乳酸菌など加え、分解発酵してしょうゆができます。一部の製品をのぞいて、ほとんどのしょう油には小麦が含まれています。
そこで、誰にでもわかりやすい調味料の選び方のコツをアドバイスしましょう。調味料の基本は「無添加」です。代表的な和食の調味料であるしょうゆ、みそ、みりん、酒、お酢などは、食品添加物を使っていない本物(上質なもの)を選びましょう。
本物の調味料は、大量生産で製造される調味料よりも割高です。でも、値段をよく見比べてみてください。その違いは数百円。数百円で、ご自身の健康状態はまったく違ってきます。味だって、本物の調味料が持つ複雑なうまみは、煮物をつくれば違いは明らかです。医療費やサプリメントにかけるお金を、調味料に回せるのであれば、むしろ安いのではないでしょうか。
わが家では、スパイスを何種類もそろえています。いずれも数百円で購入できます。
インドカレーを作るときには、スパイスは欠かせません。数種類のスパイスの組み合わせで各種カレーができます。日本のカレーのようにとろみをつけたいときには、米粉を水でといて入れるとよいでしょう。
メキシコ料理の代表的な肉料理、タコスの味つけに欠かせない、タコシーズニングも簡単に手作りできます。チリパウダー、クミン、パプリカ、コリアンダー、カイエンペッパーなど数種類のスパイスに塩を混ぜるだけ本格的な味になります。ほかにも、野菜炒めやスープに入れても、いつもと異なる味わいに変化します。
食生活は人それぞれ異なります。自分に合った健康によいものを食べると、自分の体のなかで変化が起こり、考え方や体のコンディションがわかります。あふれる多くの情報に振り回されずに、これからは自分に合った食べもの、食べ方を知り、バランスよくとることが必要になってきます。いよいよ暑さが本格化してくる時期です。いろいろなものをバランスよく食べ、暑い夏を乗り切りましょう。