近年、世界中で注目されている食事法「グルテンフリー」。いったい、どのようなものなのでしょうか? 興味はあるけれど、難しそうといったいイメージがあるかもしれませんね。 今回はご自身もグルテンフリーを実践しているという、インナービューティープランナーの津島よしえさんに、手軽にできるパスタレシピを教えていただきました。
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「グルテン」とは小麦、大麦、ライ麦などの穀物に含まれるたんぱく質の一種で、「グルテンフリー」はこうしたグルテンを使った食品を抜く食生活のこと。
男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手が実践し、パフォーマンスを劇的に向上させた食事法として世界中から注目されるようになりました。
「私がこの本を書こうと思ったのは、私ならあなたの肉体だけではなく、人生のすべてを変えられる―それもたったの14日間で―と知っていたからだ」
彼は著書でこのような言葉を述べています。
グルテンは腸の粘膜を荒らし、アトピーや鼻炎などのアレルギー症状、肌荒れ、慢性的な疲労感、集中力の低下、便秘などの一因となっていることがわかっています。
ただし、ジョコビッチ選手のようにグルテンをとることで体に不調が出る「グルテン不耐性」の体質の人もいれば、どれだけとっても体に影響が出ない人もいて、個人差があります。
私の場合は、お昼ごはんに小麦粉を使ったパスタやラーメン、パンを食べると、食後眠気に襲われて集中力が低下してしまうことに気づきました。仕事に出勤する日はその後の仕事に悪い影響が出てしまいます。
そこで、ランチタイムはグルテンの入った料理を避けるようにしました。すると、食後の眠気に悩まされることはなくなり、以来、仕事がある日のお昼ごはんにグルテンフリーの食事法を実践しています。
毎日の食事から完全にグルテンを抜くのは難しいため、興味がある方はまずは1日のうち1食のみ実践してみることをおすすめします。少しでもよい変化があれば、もっと試したいと思うようになり、継続しやすくなりますよ。
そこで、今回は春雨を使ったグルテンフリーパスタのレシピをご紹介します。
甘酸っぱいソースがクセになる! 「春雨のグルテンフリーパスタ」の作り方
<材料>1人分
緑豆春雨・・・50g
なす(へたをとり5㎝ほどのくし型切りにする)・・・1本(90g)
大葉(せん切り)・・・3枚
干しえび・・・大さじ1
ごま油・・・大さじ1
調味料A ※すべての材料をよく混ぜ合わせておく
{きび砂糖・・・大さじ2 米酢・・・大さじ1 しょうゆ・・・大さじ1と1/2}
<作り方>
(1)沸騰したお湯に春雨を入れ、パッケージの表示時間に従いゆでた後、ざるにあげ冷水でしめ、水気を切る。
(2)熱したフライパンに干しえびを入れ、カリカリになるまで炒め、器に取り出しておく。
(3)(2)のフライパンにごま油を入れて熱し、なすを並べて表面に軽く焦げ目がつくまで焼く。
(4)(3)に調味料Aを入れ、なすにからめた後、(1)の春雨を混ぜ合わせ1分ほど炒める。
(5)(4)を皿に盛りつけ、大葉を真ん中に盛り、その上に干しえびを散らす。
甘酸っぱいソースと春雨がマッチして、おいしくいただけます。
小麦粉の麺類を食べたくなったときに、ぜひ、春雨を活用して作ってみてくださいね。