今や、日本でも朝食の定番となりつつあるシリアル。でも本家・アメリカでは日本よりさらに進化したシリアルが勢ぞろい! 子どもが喜ぶもの、健康意識の高いもの、そして、見た目にもかわいらしいシリアルアレンジなど、豊富です。現地からのレポートをお届けします。
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アメリカのシリアル事情はグルテンフリーがますます人気
アメリカのスーパーマーケットでシリアルコーナーを見つけた人が必ず言うのが「すごい!たくさん種類がある!」。みなさん、ビックリされるほど、アメリカの朝食の定番シリアルは豊富な種類を揃えています。日本でもおなじみのシリアルから、最近ではグラノーラ系も人気でさまざまなブランドが思考を凝らした商品を発売しています。
その中でも人気上昇中なのがグルテンフリーのシリアルです。小麦粉などの穀類に含まれるグルテン(タンパク質)は俗に食欲を促進させ、自己免疫疾患やアレルギーを引き起こす要因とも言われるため、それを摂取しない人が増えています。グルテンフリーにすることでダイエットに有効な食欲抑制、健康維持、美容効果などが期待され、アメリカでは女優、スポーツ選手などのセレブリティや、菜食主義の人たちの間で人気が急上昇なのです!
シリアル市場は幅広い年齢層受けを狙っている
簡単にどこでもおいしく食べられるシリアルは、老若男女すべてに人気の朝食メニュー。シリアル業界では、まずは子どもたちのハートをつかむべく、さまざまな販売促進に挑戦しています。おまけを付けたり、人気キャラクターを取り入れたり、悪戦苦闘しています。
そんな子ども向けのシリアルにも、もちろんグルテンフリー商品は欠かせません。アメリカでも小麦アレルギーや、免疫疾患を抱える子どもたちが少なくなく、そのためグルテンフリーのシリアルが可愛いパッケージでお求めやすくなっています。
大人向けのグルテンフリー商品ではフラックスシード、キヌアなどスーパーフードを取り入れた商品なども人気で、グルテンフリーの謳い文句のみならず、体に良い成分や、素材をどんどんミックスしたものが登場しています。
いろいろなアイディアでシリアルを美味しく楽しむ!
グルテンフリーで健康を維持し、楽しく食べるアイディアをご紹介します。
アメリカでのシリアルは、日本で言う白米と一緒の感覚なので、朝の食事はシリアルで!と言う人が少なくありません。そんなシリアルを楽しみながら摂取するグッズがアメリカでは豊富に揃っています。アメリカのホテルで見かけた人もいるはず、シリアルディスペンサーはインテリアとしてもオシャレで、簡単に好きなだけシリアルを取り出せて、とても便利です。
一般的なシリアルの食べ方は容器にシリアルを入れ、そこにミルクを注いででき上がり。それでは何だか栄養も見た目も寂しい~。と言うことで簡単にできるシリアルのオシャレな食べ方があるんです。アイスクリームのワッフルカップにヨーグルト、シリアル、お好きなフルーツ、ナッツなどを入れたらでき上がり! もう一つは、栄養価の高いバナナにヨーグルトを塗り、そこにシリアルをつけ、フルーツ、ナッツ、刻んだチョコレートなどをのせて簡単に、見栄えのいいシリアル朝食のでき上がり。それもグルテンフリーのシリアルを使っているので朝からとってもヘルシーです。
アメリカではグルテンフリーのシリアルの新商品が続々と発売されています。それだけ注目されていると言うことで今後も目が離せません。でもそれを、ただ食べるだけでなく、見た目も楽しんでしまおう!というのが面白いと思いませんか?
写真・文/脇方真由美、ホリ・コミュニケーション