やせたいと思ってもなかなかうまくいかない、やる気になれない、などダイエットとメンタルがうまくリンクせずに苦労する人は多いですね。ここではやせるための運動や食事などの具体的なメソッドではなく、考え方を変える方法を痩身研究家の清崎汐里さんに教えていただきます。
Contents 目次
考え方を改めないと痩せたい思いは夢のまま…
痩身研究家の清崎汐里です。これから7年間で約7000件の症例を診てきた経験を生かして、ダイエットに欠かせないものを選別して順にご紹介していきたいと思います。
今まで「どのダイエット法を試しても、思うようにいかなかった…」といった経験はありませんか? 実はその経験を放置していると、理想の体型は永久に夢のままで終わりやすいんです! そこで今回は「太る思考パターンから抜け出せないワケ」についてご紹介します。
太る思考パターンをとっている人の特徴
まずダイエットに一番大切なのは日常の思考パターンの見直しです。いつも考えていることは行動に移りやすく、それがパターン化して日々の習慣になっています。
例えば、常に頭の中で「食べると太っちゃうよね」と考えていると、考えている通りに「食べて太る」行動をとりやすくなります。逆にこれを利用して、「食べなければ痩せられる」という考えを何度もくり返し考えると、食べない行動をとりやすくなります。
ここで大切なことが2つ。1つはくり返し続けるということです。継続することで思考パターンが定着します。そしてもう1つは「〇〇したらダメ」「我慢しなきゃいけない」などネガティブな捉え方はせず、プラス思考を続けることが大事になります。
ついマイナス思考に陥りやすい人の対策
しかし、そうはいってもマイナス思考パターンからなかなか抜けられない…そんな悩みを抱えている人も少なくないでしょう。筆者もマイナス思考ばかりの日々にムダに疲れてしまった経験があります。
プラス思考が良いことはわかっていても、次々と湧いてくるマイナス思考に押され気味になってしまうのには、理由があります。実はマイナス思考は、過去の行動と思考によって潜在意識という無意識の部分に蓄積してしまっているからです。潜在意識は無意識ですが、コントロールできる部位でもあります。過去の行動と思考に向き合えば、コントロールできるようになります。
そこでまずは過去ダイエットに失敗した理由を考えます。例えば
・自分は意志が弱いから失敗したんだ
・私は飽きっぽいから続かなかったのよ
・ダイエットってツラいことだらけで嫌になっちゃう‥etc
と考えていた人が、
もう一度しっかりと自分の行動を振り返ることで、
・自分の体質に合っていなかったのかも
・目標設定があいまいだったかも
・知識が少なくて、ムダにストイック過ぎたかも ‥etc
と違った見方で過去を分析できます。過去をじっくりと振り返ることで、ダイエットに失敗した本当の理由や自分の思考パターンが見えてきます。
次に潜在意識を味方につけて痩せる
自分の思考パターンが見えてきたら、次は潜在意識を味方につける思考をすり込みます。
実は潜在意識は「インプットされた情報を無条件に受け入れる」という性質を持っているんです。つまり、ダイエットにとって都合の良い情報をインプットすることで潜在意識の力を借りることができ、よりダイエットが成功に近づくことが可能になるということです。
具体的な方法としては、寝る前に憧れの体型の写真を眺めるなどが手っ取り早いと思います。
また目標設定をする時は、数字を目標にしないことをオススメします。経験上42kgになりたい、ウエスト-10cm!など数値にフォーカスした場合、途中でザセツする人が多いです。それより「痩せてスキニーを履きたい」「同窓会で可愛い自分を見せたい」「リゾートで水着を着たい」などワクワク楽しくなるような目標設定のほうが、モチベーションも上がりやすく、達成感も感じてダイエットを続けられるようになります。
ダイエットは続けることが目標の1つでもあるので、楽しくて続きやすい思考パターンから手に入れることをオススメします。習慣は人生まで変える力を持っていると言われていますので、この方法を手に入れ失敗し続ける過去の自分とサヨナラしちゃいましょう。