クスクスは北アフリカ、中東、イタリアやフランスなど広い地域で食べられている伝統料理。小麦粉から作る粒状のもので最小パスタともいわれます。日本の家庭料理ではあまりなじみがないかもしれませんが、クスクスはじつは時短料理でもあり、さらに全粒粉のものもあるので、意外とヘルシーにいただけます。今回はカルディで見つけた「ジンダ ホールウィート クスクス」を試してみました!
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栄養価が高い全粒粉のクスクス
日本では各国料理のレストランなどで食べることができるクスクスですが、世界の広い地域で家庭料理としても一般的に食べられています。
クスクスは小麦粉でできた主食になるもので、カナダ産の“ジンダブランド”にはデュラム小麦セモリナの全粒粉タイプ「ジンダ ホールウィート クスクス」もあります。
全粒粉は未精製の小麦で、お米でいうと玄米のようなもの。栄養価が高く、精製したものと比べて3倍の食物繊維や鉄分を含むとされています。
しかも全粒粉は “茶色い食べ物”の代表格で、便秘改善や血糖値の急上昇を抑えるなど、ダイエットにもよい食材です。
このようなヘルシーな側面もある全粒粉クスクスですが、なんといっても作るのが簡単なので、クスクス好きの人以外や忙しい人にもオススメの料理。
パスタの数倍、時短料理でもあるんです!
5分蒸らしてでき上がり!
「ジンダ ホールウィート クスクス」を作ってみました。
クスクス(4人分)は、乾燥クスクス1カップに対して沸騰したお湯1カップを入れ、混ぜてからふたをして5分蒸らすだけ。鍋などを使わなくて済むのがいいですね。蒸らし終わったら、バターまたはオリーブオイルを少量混ぜ合わせてでき上がりです。
蒸したクスクスはレストランで食べたものと同じようにパサっとしていて、つぶつぶの食感もあります。全粒粉だけあって穀物のおいしさに深みが出ています。
乾燥クスクスは蒸すとかなり増量しますので、分量を間違えないようにしてくださいね。
ハリッサソースに添えて
クスクスにはトマト系のソースが多いですが、煮込み料理やカレーに添えて食べたり、パエリア風にして魚介と一緒に食べたり、トマトや野菜でサラダにしたりして食べます。いろいろな料理と相性がよいので、わりと使いやすい食材でもあります。
今回は、チュニジア料理で使われるハリッサソースを使ってみました。カルディオリジナルのクスクスソースです。
ソースの場合は、乾燥クスクスにソースをかけて、電子レンジで2分温めます。もうこれで一品作れるのがすごいですね。
最初はソースに対してクスクスの量が少ないかと思いましたが、水分を含むと倍くらいに膨れます。ソースはクスクスと和えるとまろやかでおいしい香辛料の味わいになっていました。スパイスの風味で中東のコロッケ、ファラフェルの具材に近い感じがします。
そのほか、カレースープと一緒に食べたり、サラダにトッピングしてみたりしましたが、どれもおいしく、つぶつぶとした食感がクセになりそうです。
そしてクスクスはお腹のなかでも水分を吸い込むので、少し食べただけでかなり満腹になります。穀物ではありますが、ダイエットに向いた食材でもあると思います。
ジンダ ホールウィート クスクス 340g 390円(税込)
文・写真/庄司真紀