お酢の健康効果が注目されていますが、年末年始のイベントシーズンに特別感を出すメニューを作るならシャンパンから作られたシャンパンビネガーがおすすめ。フランスの伝統的なシャンパンビネガーは、イタリアンやフレンチの前菜、肉料理の香りづけに最適です。今回はカルディで見つけた老舗ボフォールのシャンパンビネガーを試してみました。
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ヘルシーなビネガー料理を作ろう
内臓脂肪を減らしたりストレスや疲労からの回復、二日酔いの軽減効果もあるお酢。発酵食品であるお酢の健康効果が注目されていますね。
和食の家庭料理では使いやすいお酢ですが、ワインビネガーやバルサミコ酢などがあれば、イタリアンやフレンチでも使うことができます。
なかでも初心者が使いやすいのが、酸味がまろやかなシャンパンビネガーです。そのまま肉や魚介料理にちょい足ししてもよいですし、オリーブオイルと混ぜて、ドレッシングやマリネにしてもおいしいです。
カルディで見つけたボフォールのシャンパンビネガーは、白ワインビネガーに比べ、さらに酸味がまろやかで華やかな香りが特徴です。
ボフォールはフランス・シャンパーニュ地方に伝わるビネガーとマスタードの伝統的な製法を200年にわたり守り続けている老舗ブランドだそう。
このシャンパンビネガーを使って、簡単に作れる年末年始のおもてなしメニューや、ワインやシャンパンに合う前菜を作ってみました。
酸味がまろやか。おいしいドレッシングが簡単に
シャンパンビネガーを用いた前菜に生タコと赤大根のマリネ、メインにお疲れぎみの年末にうれしい疲労回復食材である鶏むね肉のグリルサラダを作りました。
生タコと赤大根のマリネは、オリーブオイルにシャンパンビネガーを混ぜ、塩こしょう、砂糖、ハーブで味を整えたドレッシングをかけるだけ。
鶏肉のグリルは、ひと口大の鶏むね肉を焼き色がつくまで焼き、シャンパンビネガーを加えて、5分ほど蒸し焼きにします。最後に、マリネで使った同じドレッシングをかけます。
シャンパンビネガーはふつうのお酢よりも味がやわらかく、香りが強くないので繊細な味つけになりました。ふわっとぶどうのフルーティーさも漂い、ふくよかな香りに心も満足。
素材の味わいを引き立ててくれるので、生タコは特にドレッシングの味よりも素材の味が強く感じられました。
鶏肉のグリルはあっさり、さっぱりとした仕上がりで、シャンパンビネガーが香りづけによい仕事をしてくれていました。少なめに入れたのが物足りないくらいです。
味つけはシャンパンビネガーだけですが、香りもよく、味わいも豊か。塩分控えめでほかの調味料いらずでヘルシーです。直接かけても酸っぱすぎて食べにくくなることはありません。
ちょっとした野菜や魚介がイタリアンやフレンチレストランの前菜に早変わりするシャンパンビネガー。あっさりと食べられるので、この時期の酷使しがちな胃にもやさしい一品ができ上がります。これ以外にもえびや魚介、温野菜など、比較的淡白な日本の定番食材とも相性がよいのがうれしいところです。
ボフォール シャンパンビネガー 500ml 745円(税込)
文・写真/庄司真紀